越後駒ヶ岳(魚沼駒ケ岳、日本100名山)、残雪期、駒ノ湯登山口から日帰り登山 [日本100名山]
2012年6月13日、越後三山の内「越後(魚沼)駒ケ岳」に登りました
越後三山、左から越後駒ケ岳、中ノ岳、八海山です。
豪雪地帯の新潟県上越から福島県奥只見、会津若松周辺の山々は未だに深い雪が残っています
この地域には、日本100名山に含まれる山がたくさんありますが、
今回はその内の「越後(魚沼)駒ケ岳」に登ることにしました
「駒ケ岳」の山開きは6月24日(日)に予定されているようですが、山開き後は登山客も急増するだろうと、「開山」前に登りました。
一般的な登山口「枝折峠登山口」への道路は未開通(開山に合わせて開通するらしい)、そこで、距離、標高差ともに厳しくなるが、「駒の湯登山口」から登ることにしました。
越後駒ケ岳駒ノ湯登山コースGPSトラック軌跡
GPSトラックログ
「駒ノ湯登山口」の標高は360m、一方、「枝折峠登山口」の標高は1,065m、約700mの差があります。
私の標準的な登山速度で、登り2時間、下り1時間余分に時間がかかります
山頂までの標高差、距離ともに厳しいので午前5時の早立ちです
「駒ノ湯登山口」
ログからも分かるように、スタート地点から約3.8Km、標高1,278mの小倉山山頂までは樹林帯の中、厳しい登りが続きます
眺望もなく、目立った草花もなく…、ひたすら我慢の登りが続きます。
唯一、目にした草花は「ホウチャクソウ」でした。
午前8時20分、3時間20分の奮闘で「小倉山、1,378m」に到着です(ホッ)
小倉山山頂で一気に眺望が開け、目指す「越後駒ケ岳」の雄姿が目の前に…、
山頂で暫しの休憩、行動食を食べていると一人の若者が登ってきました。
群馬県から来た人で、やはり「100名山」を目指し今日が65座目だそうです。
しばらく山の話に花を咲かせ、追い立てられるのは苦手なので…、先に道を譲りました。
若いから元気です、ズンズン先を進んでいきますが…、
私は登山道脇の高山植物を撮影しながらマイペースの登山です
小倉山を過ぎると登山道歩きから雪渓歩きの頻度が多くなってきました。
登山道脇は雪解け水を十分含み色々な高山植物が花を咲かせていました。
トクワカソウ(イワウチワの一種)
イワカガミ
ツバメオモト
ツバメオモト(花の拡大)
カタクリ
イワナシ
特に「カタクリ」は大きな群落を作って咲いていました
花に癒されながらの登山、気付かない内に「百草の池、1,540m」と言う小ピークに辿り着きました。
スタートから約5.2Km地点、時刻は午前9時30分でした。
「百草の池」から駒ケ岳方面、中央右奥の白いピークが山頂です。
先ほど別れた若者が遥か彼方の「雪渓」を登っていますが…、
「コースが違う~~~」
雪渓で方向を間違えてコースアウトしています(でも、連絡のしようがない)
その内に気付くだろうと私も先に進む事にしました。
登山道脇にはまだまだ色々な高山植物が花を咲かせていました。
ショウジョウバカマ
シラネアオイ
ナエバキスミレ
オオイワカガミ
オオイワカガミ(花の拡大写真)
アズマシャクナゲ
アズマシャクナゲが咲いていた標高1,800m付近からはガレた岩場を登ります。
岩場の一部は「正規のルート」が急斜面の雪渓で遮られて進むことができないので…、
「×」印(山では進入禁止マーク)を無理に進み、急な岩場を乗り越えました
(でも、急な岩場でしたが…、鎖の痕跡も有り、昔は此処を登ったようです。特に危険は感じませんでした。雪渓は凄い急斜面だったから、冬場は此処を登る方が安全なようです。)
花に疲れを癒されながら、午前11時8分、駒の小屋に到着です。
駒の小屋
小屋前で一休み、冷たい雪解け水の水場がありました。
写真の左、水が勢い良く迸っています。
メッチャ美味しい、ホントに美味しい水でした
これから山頂への最後の登りです。
小屋から山頂までの標高差は約100m、半分程が登山道で最後の50m程は全面が雪渓で覆われた急斜面を登ります
登ろうかな~って思っていると先ほどの若者が下山してきました。
「コースアウト」の話をすると…、
「大変でしたよ、あの先は崖で全く進めないので、戻ってルートの間違いに気付きました」って事でした。
コースアウトの原因はコースを示す旗竿が倒れていて見えなかったからのようです。
私はGPSでルートを確認しながら登りましたので間違うことはなかったのですが…。
先ほどの「×印」岩場は若者も通過したそうです。
また暫く若者と話に花を咲かせ、彼は下山、私は山頂目指してバイバイ
午前11時50分、山頂に到着です。予定していた時間より1時間早く着きました
越後駒ケ岳山頂
山頂標識
記念撮影
山頂からの眺めはガスが湧いていて期待ほどではありませんでした
「平ヶ岳」方面の眺め
下山も花の写真を撮影しながら
ミヤマキンバイ
トウゴクミツバツツジ
ミツバノバイカオウレン
コミヤマカタバミ
午後4時30分、愛車が待つ「駒の湯登山口」に下山しました(ホッ)
越後三山、左から越後駒ケ岳、中ノ岳、八海山です。
豪雪地帯の新潟県上越から福島県奥只見、会津若松周辺の山々は未だに深い雪が残っています
この地域には、日本100名山に含まれる山がたくさんありますが、
今回はその内の「越後(魚沼)駒ケ岳」に登ることにしました
「駒ケ岳」の山開きは6月24日(日)に予定されているようですが、山開き後は登山客も急増するだろうと、「開山」前に登りました。
一般的な登山口「枝折峠登山口」への道路は未開通(開山に合わせて開通するらしい)、そこで、距離、標高差ともに厳しくなるが、「駒の湯登山口」から登ることにしました。
越後駒ケ岳駒ノ湯登山コースGPSトラック軌跡
GPSトラックログ
「駒ノ湯登山口」の標高は360m、一方、「枝折峠登山口」の標高は1,065m、約700mの差があります。
私の標準的な登山速度で、登り2時間、下り1時間余分に時間がかかります
山頂までの標高差、距離ともに厳しいので午前5時の早立ちです
「駒ノ湯登山口」
ログからも分かるように、スタート地点から約3.8Km、標高1,278mの小倉山山頂までは樹林帯の中、厳しい登りが続きます
眺望もなく、目立った草花もなく…、ひたすら我慢の登りが続きます。
唯一、目にした草花は「ホウチャクソウ」でした。
午前8時20分、3時間20分の奮闘で「小倉山、1,378m」に到着です(ホッ)
小倉山山頂で一気に眺望が開け、目指す「越後駒ケ岳」の雄姿が目の前に…、
山頂で暫しの休憩、行動食を食べていると一人の若者が登ってきました。
群馬県から来た人で、やはり「100名山」を目指し今日が65座目だそうです。
しばらく山の話に花を咲かせ、追い立てられるのは苦手なので…、先に道を譲りました。
若いから元気です、ズンズン先を進んでいきますが…、
私は登山道脇の高山植物を撮影しながらマイペースの登山です
小倉山を過ぎると登山道歩きから雪渓歩きの頻度が多くなってきました。
登山道脇は雪解け水を十分含み色々な高山植物が花を咲かせていました。
トクワカソウ(イワウチワの一種)
イワカガミ
ツバメオモト
ツバメオモト(花の拡大)
カタクリ
イワナシ
特に「カタクリ」は大きな群落を作って咲いていました
花に癒されながらの登山、気付かない内に「百草の池、1,540m」と言う小ピークに辿り着きました。
スタートから約5.2Km地点、時刻は午前9時30分でした。
「百草の池」から駒ケ岳方面、中央右奥の白いピークが山頂です。
先ほど別れた若者が遥か彼方の「雪渓」を登っていますが…、
「コースが違う~~~」
雪渓で方向を間違えてコースアウトしています(でも、連絡のしようがない)
その内に気付くだろうと私も先に進む事にしました。
登山道脇にはまだまだ色々な高山植物が花を咲かせていました。
ショウジョウバカマ
シラネアオイ
ナエバキスミレ
オオイワカガミ
オオイワカガミ(花の拡大写真)
アズマシャクナゲ
アズマシャクナゲが咲いていた標高1,800m付近からはガレた岩場を登ります。
岩場の一部は「正規のルート」が急斜面の雪渓で遮られて進むことができないので…、
「×」印(山では進入禁止マーク)を無理に進み、急な岩場を乗り越えました
(でも、急な岩場でしたが…、鎖の痕跡も有り、昔は此処を登ったようです。特に危険は感じませんでした。雪渓は凄い急斜面だったから、冬場は此処を登る方が安全なようです。)
花に疲れを癒されながら、午前11時8分、駒の小屋に到着です。
駒の小屋
小屋前で一休み、冷たい雪解け水の水場がありました。
写真の左、水が勢い良く迸っています。
メッチャ美味しい、ホントに美味しい水でした
これから山頂への最後の登りです。
小屋から山頂までの標高差は約100m、半分程が登山道で最後の50m程は全面が雪渓で覆われた急斜面を登ります
登ろうかな~って思っていると先ほどの若者が下山してきました。
「コースアウト」の話をすると…、
「大変でしたよ、あの先は崖で全く進めないので、戻ってルートの間違いに気付きました」って事でした。
コースアウトの原因はコースを示す旗竿が倒れていて見えなかったからのようです。
私はGPSでルートを確認しながら登りましたので間違うことはなかったのですが…。
先ほどの「×印」岩場は若者も通過したそうです。
また暫く若者と話に花を咲かせ、彼は下山、私は山頂目指してバイバイ
午前11時50分、山頂に到着です。予定していた時間より1時間早く着きました
越後駒ケ岳山頂
山頂標識
記念撮影
山頂からの眺めはガスが湧いていて期待ほどではありませんでした
「平ヶ岳」方面の眺め
下山も花の写真を撮影しながら
ミヤマキンバイ
トウゴクミツバツツジ
ミツバノバイカオウレン
コミヤマカタバミ
午後4時30分、愛車が待つ「駒の湯登山口」に下山しました(ホッ)
6月初めの梅雨の晴れ間に行こうと思っています。大変参考になりました。アイゼンは本格的なものを使ったのですか?
by 走るクライマー (2013-06-05 18:22)