西吾妻山(日本100名山)、福島県と山形県に跨る火山山稜の最高峰(2,035m) [日本100名山]

2012年8月13日、日本100名山の山旅の99座目、吾妻山(西吾妻山、2,035m)に登りました[わーい(嬉しい顔)]
西吾妻山.jpg

8月12日は、午後から[雷][雨]の天気予報だったのですが、雨にも遭わず、午前中に98座目の「早池峰山」を踏破することができました。

東北地方は、明日(23日)、明後日(24日)の天候は不安定で降水確率は50%とかなり高い予報でした。

連日の登山で疲れも溜まっていたし、今回登山を予定している最後の山「西吾妻山」は天気の回復を待って25日頃に登ろうと23、24日は休養日に当てていましたが……。

とりあえず、東北道、磐越道経由で「磐梯山SA」まで移動、このSAで車中泊まりにしました[車(セダン)][眠い(睡眠)]

ところがである!

翌早朝(13日午前3時頃)、目が覚めて外の様子を見ると雲間から「お月さん」が覗いていました。
急いでインターネットで「西吾妻山」近郊のポイント天気を確認すると…、午前中は[晴れ]時々[曇り]、午後には[雷][雨]の予報です

岩手県の早池峰山から福島県会津若松では直線距離で250Km程離れているから天気の様子も随分と異なります。

「西吾妻山」登山は、山形県側の「白布温泉」から天元台ロープウェイ、夏山登山リフトを乗り継いで標高1,820mのリフト山上駅から登り、山頂を経て「若女平」経由で下山する予定でしたが、下山もリフトとロープウェイを使えば3時間30分程の登山行程になります

8月も中旬になると「西吾妻山」の花のシーズンは終わり、暑くって長~い下り坂を大汗流して下るのも面白くないし~、急遽予定を変更し超短縮登山で「西吾妻山」を終える事にしました[手(グー)]

(早池峰山と同様、西吾妻山も花の素晴らしい100名山、6月下旬から7月下旬が登山最適時期だそうです。また、10月上旬~中旬は紅葉も素晴らしいそうです。)

急いで「磐梯山SA」を[車(セダン)][ダッシュ(走り出すさま)]

経由道路の磐梯山ゴールドラインでは「ヤマユリ」がたくさん咲いていました。
ヤマユリ@磐梯ゴールドライン.jpg

今日の行程は、登山口の標高1,820mまで、ロープウェイとリフトを乗り継いで移動、登山と言うよりは「天空の散歩」です。
登山口の「北望台」から「西吾妻山」登山のGPSトラック軌跡
西吾妻山登山GPSトラック軌跡.jpg

GPSトラックログ
西吾妻山登山GPSトラックログ.jpg

行程距離(沿面)6.8Km、累積標高差500m、所要時間は3時間20分(ノ~ンビリ歩いて)の全く楽な99座目でした[わーい(嬉しい顔)]

午前8時、ロープウェイの天元台湯元駅に到着、午前8時20分始発の天元台ロープウェイに乗車、3本のリフトを乗り継いで、午前9時に1,820m地点に到達しました。
夏山登山リフト.jpg
夏山リフト山頂駅.jpg

リフト山上駅の直ぐ横が「西吾妻山」への登山口です。
登山口.jpg

登山口横には「ベニバナイチゴ」が赤い実を付けていました。
ベニバナイチゴの実.jpg

殆どの登山者は「かもしか展望台」を経由して山頂に向かう登山道を選ぶようですが、それではあまりにも距離が短いので、私は「人形石」を経由する周回ルートを選びました。

午前9時10分に登山開始。登山口から少し登ると「人形石」方向と「かもしか展望台」方向への分岐があります。此処は「人形石」方向に進みます。
午前9時40分、「人形石」に到着、大きな岩がゴロゴロした広場です。
人形石(高度指導標).jpg
(「吾妻山高度指導標、1,963.6m」と記されているのは此処が標高測定の基準点になるのでしょうか。)

午前9時56分、「かもしか展望台」方面からの登山道と合流
分岐標識.jpg

石がゴロゴロした坂道を「いろは沼」へと下ります。
「いろは沼」には木道が付設されていました。
いろは沼池塘と木道.jpg

木道脇には、花のシーズンは終わっていますが、名残の花が咲いていました。

「いろは沼」から石がゴロゴロした少し急な坂道を登ると「梵天岩」です。
時刻は午前10時30分
梵天岩.jpg

此処も大きな岩がゴロゴロした広場です。
「西吾妻山」の山頂が姿を現しました。なだらかな山容の山です。
西吾妻山.jpg

岩の広場からは、直接西吾妻山に向かう登山道と、天狗岩を経由して西吾妻山に向かう登山道がありますが、此処は直接西吾妻山に向かう道を選びました。
梵天岩→山頂の道標.jpg

シラビソが生い茂ったなだらかな登山道です。
シラビソの実
シラビソの実.jpg

午前10時55分、西吾妻山山頂に到着[わーい(嬉しい顔)]
山頂は木が生い茂り眺望は全くありません[バッド(下向き矢印)]
西吾妻山山頂標識.jpg

長居をしてもつまらないので、記念撮影を終え早々に下山することにしました。
午前11時16分、西吾妻小屋(避難小屋)に到着
西吾妻小屋(避難小屋).jpg

午前11時20分、「若女平」経由の下山道を左に見ながら「天狗岩」の方に進み、
午前11時27分、吾妻神社、天狗岩に到着、持参のトマトを食べながら小休止、美味しかった~[るんるん]
吾妻神社
吾妻神社.jpg

天狗岩
天狗岩.jpg

「天狗岩」と「梵天岩」は同じ岩ゴロ広場の両端でした。
此処からは往路を辿り、「かもしか展望台」への分岐へ向かいます。

12時10分、「分岐」を経由、12時15分に「かもしか展望台」に到着。
ガスが湧いていて眺望はイマイチでしたが、きっと見晴らしの良い所なんでしょうね。
かもしか展望台.jpg
かもしか展望台広場.jpg

西吾妻山で出会った高山植物
アザミ
アザミ.jpg

イワイチョウ
イワイチョウ.jpg

ウメバチソウ
ウメバチソウ.jpg

ギンリョウソウ
ギンリョウソウ.jpg

コガネギク
コガネギク.jpg

サンカヨウの実
サンカヨウの実.jpg

シナノオトギリ
シナノオトギリ.jpg

セリ科の植物
セリ科の植物.jpg

タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ.jpg

チングルマの穂
チングルマの穂.jpg

ノギラン?
ノギランでしょうか?.jpg

モミジカラマツ
モミジカラマツ.jpg

ワタスゲ
ワタスゲ.jpg

12時31分、リフトの山上駅に無事に到着、駆け足の登山でしたが、雨に降られることもなく、無事に99座目を登り終える事ができました[わーい(嬉しい顔)]

西吾妻山は真夏に登る山ではないな~って思いました。
この山は、多分、所々に残雪が残る初夏、池塘の水も未だ涸れていない時期がベストシーズンだと思います[手(チョキ)]
機会が有ればそんな時期にもう一度登りたい山の一つです。
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早池峰山、はやちね山(日本100名山)登山、花の100名山としても有名、固有種の高山植物(ハヤチネウスユキソウ) [日本100名山]

私の登山記録(日本100名山の全て)も終盤に近づき、98座目の山は「早池峰山」です。
岩手県東部、北上山地の山で、固有種の高山植物「ハヤチネウスユキソウ」が有名、花の100名山にも数えられています[手(パー)]
ハヤチネウスユキソウ(ヨーロッパのエーデルワイスに最も近い種だそうです。)
ハヤチネウスユキソウ.jpg

2012年8月12日、今日も天気予報では[晴れ][雷][雨]、しかも、午後の早くに雷雨があるかも知れないと言う[バッド(下向き矢印)]

ただ、早池峰山は比較的低い100名山、その上、登山口の標高が1,050mと高いので行程時間はユックリ歩いても5時間程、正午前には下山できるので登山することに決めました[手(グー)]

早池峰山登山GPSトラック軌跡
早池峰山登山GPSトラック軌跡.jpg

GPSトラックログ
早池峰山登山GPSトラックログ.jpg

累積標高差約1,000m、歩行距離8Kmの行程は、ユックリした速度で標高差300m/時間の私のペースだと5時間30分強です。
(私の登山目安は、ユックリしたペースで登る場合、休憩を含めて1時間に標高差300m、下る時は標高差500mを基準にして算定することにしています[手(チョキ)]

結果的には、GPSトラック軌跡から、行程距離:約8Km、累積高低差、登り下り:990m、
行程タイム(休憩、写真撮影を含む):5時間8分でした。

早池峰山登山口(河原坊)への自家用車アクセスは、毎年6月第二日曜から8月第一日曜までの土日祝日に交通規制が行われるので注意が必要です[exclamation]

私は夏場の登山シーズン中、交通規制が行われるものと誤解してシャトルバス乗り場を探しましたが…、規制期間じゃなかったので登山口まで自分の車で入る事ができました[車(セダン)]

今回の登山コースは、河原坊登山口からコメガモリ沢を遡り山頂へ、下山は小田越登山口を経由、舗装された自動車道を河原坊登山口へ戻る一般的なコースです。

午前5時30分、河原坊登山口から登山を開始
河原坊登山口(1,050m).jpg

コメガモリ沢に沿って進みます。通常、何度かの渡渉があるようですが、この時期、沢の水量が少なく「渡渉」したと言う実感のないままに沢登りは終わってしまいました。

早池峰山は北上山地が侵食され、固い蛇紋岩質の岩が残って出来た山だそうで、コメガモリ沢コースは岩がゴロゴロした登山道を「直登」するかなりハードな登山道です。
標高1,430m付近から撮影.jpg

流石に「花の100名山」だけあって、花のシーズン(6月中旬~7月下旬)が終わってしまった8月中旬でも登山道脇には多くの高山植物が花の名残を惜しみながら咲いていました。

登山道脇の高山植物を眺めながらのユックリ登山、午前7時12分に標高1,540mの「御座走り」と呼ばれる地点に到達しました。
御座走り(1,580m).jpg

登って来た方向を見るとこのような岩ゴロ道です。
御座走りから見下ろした登山道.jpg

午前7時29分、「打石」に到着、大きな岩の柱が建っていました。
打石(1,670m).jpg

更に少し進み、標高1,730m、午前7時38分には「千丈ヶ岩」に到着、この岩を乗り越えて前に進みます。
千丈ヶ岩(1,730m).jpg
(千丈ヶ岩には鎖が設置されていましたが、鎖に頼る程の岩場ではありませんでした。)

午前8時5分、山頂に到着です。
山頂の祠、避難小屋
山頂の祠(赤:携帯トイレ場).jpg

山頂標識
早池峰山山頂標識.jpg

下山は、小田越登山口に向かいます。小田越登山口からの登山道は、河原坊登山口からの登山道に比べて平均的になだらかだと言えます。
(岩場が苦手な人はこちら側を利用すれば良いですね。)

山頂からの岩ゴロ道を少し下がると高山植物保護の為に木道が敷設されています。下山途中、結構長い鉄ハシゴが設置されている所がありますがハシゴの傾斜は緩く、特に問題はありません。

高山植物の種類は、河原坊登山ルートよりも小田越登山ルートの方が多いように思いました。

午前10時10分、小田越登山口に無事に下山
小田越登山口(下山口)1240m.jpg

約30分の車道歩き(ここが一番足に堪えました[ふらふら])で河原坊登山口に帰着しました[わーい(嬉しい顔)]

早池峰山の高山植物(花の季節が終わっていたのが残念でした。)
ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ.jpg

イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ.jpg

ウメバチソウ
ウメバチソウ.jpg

オオバギボウシ
オオバギボウシ.jpg

コガネギク
コガネギク.jpg

シロバナトウウチソウ
シロバナトウウチソウ.jpg

ソバナ
ソバナ.jpg

タカネナデシコ
タカネナデシコ.jpg

チシマフウロ
チシマフウロ.jpg

ナンブトラノオ
ナンブトラノオ.jpg

ハクサンシャジン
ハクサンシャジン.jpg

ハヤチネウスユキソウ
ハヤチネウスユキソウ.jpg

ミネウスユキソウ
ミネウスユキソウ.jpg

ミヤマシャジン
ミヤマシャジン.jpg

ヤマトリカブト
ヤマトリカブト.jpg

センジュガンピ
センジュガンピ.jpg

早池峰山の高山植物に関してはこちらのホームページが参考になります。
(花巻市の早池峰国定公園に関する公式HPです。)
http://www12.plala.or.jp/hayatine/index.htm

【追記】
2018年7月28日(土)、前夜は道の駅「はやちね」で車中泊、土、日、祝日は車両規制の為登山口まではシャトルバスを利用しました。このブログ記事の登山日は2012年8月、一番ポピュラーな河原坊-小田越コースが歩けたのですが、現在は河原坊-山頂コースが登山禁止(ガケ崩れ)になっていました。シャトルバスは登山者駐車場-小田越登山口間を運行、登山者は小田越登山口-山頂を往復することになっていました。丁度、早池峰山の花の時期でもあり、久しぶりに早池峰山の高山植物を堪能することができました。
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石鎚山(日本100名山) [日本100名山]

私を「日本100名山」の踏破に駆り立てた山、それが四国の「石鎚山」でした。
石鎚山に登ったのは2009年11月15日、未だGPSも持っていなかった頃です。

弥山(ミセン)から眺めた「石鎚山(天狗岳)」、社会人になって長~い間忘れていた山の魅力、この景色が再び私を山の虜にしました。
この写真は二度目の石鎚山(2010年10月13日)に撮影したものです。
石鎚山-天狗岳.jpg


石鎚山には石鎚スカイラインの「土小屋」(ここまでは自家用車で)から登りました。
石鎚登山ロープウェイで「山頂成就駅」から登るのが一般的だそうですが…、
スカイラインの紅葉も楽しみたくて…、それに、高低差が少なく、楽だから[わーい(嬉しい顔)]


この地図は GARMIN etrex LEGEND HGx で記録したトラックデータをもとに作成したものです。
石鎚山登山ルート.jpg


【登山の感想】
「土小屋~石鎚山」のルートは特に危険な所はありませんでした。二ノ鎖場から弥山(ミセン)への登りは長~い階段の巻き道を登るのが安全ですが、鎖場の「鎖」には足場になる「大きな輪」が付いているのでユックリ登れば特に難しいことはありません。ただ、この山は天候が急変する可能性が高いように感じました。お天気の下り坂が予想される場合は無理をせず、くれぐれもご注意ください。






岩手山(日本100名山)、コマクサの山 [日本100名山]

北海道日高山脈の主峰で日本100名山の一つ「幌尻岳」の登山を終え、北東北地方の未踏の100名山(岩手山、早池峰山、西吾妻山)を登る為、陸路で帰阪することにしました[車(RV)]

2012年8月11日、岩手県の日本100名山、「岩手山、2,038m」に登りました[わーい(嬉しい顔)]
馬返し登山口から望む「岩手山」
馬返し登山口登山者駐車場.jpg

天気予報では[晴れ][雷][雨]でしたが、少しガスが湧いたもののお天気に恵まれた登山でした。

岩手山登山トラック軌跡
岩手山登山GPSトラック軌跡.jpg

トラックログ
岩手山登山GPSトラックログ.jpg

登山口の「馬返し」に着いたのが午前5時36分、午前5時45分から登山を開始しました。
GPSトラック軌跡、トラックログでも分かるように、「馬返し、630m」から「不動平、1,830m」まで、登山道はほぼ直登、特に7合目の「鉾立、1,720m」までは急な登りの連続です。

「2合5尺、1,050m」から登山道は新・旧に分かれますが、私は登りを新道、下りを旧道に決めていました。(特に理由は無かったのですが…)

新旧分岐を過ぎると新道からの登山者が急減?、理由が分からないままにそのまま進みましたが、下山後に分かった事ですが、旧道は物凄くザレた急坂で下るのが危険だから、旧道を登り新道を下るのが一般的だったようです。

旧道の火山礫と小石でザレた登山道が危険だから新道が造られたようですね[手(チョキ)]

適当な間隔で新道と旧道を結ぶ連絡路(エスケープ路)が造られているのも理由が頷けました(ナットク)

面食らったのは、「号目」表示がいい加減だった事、「号目」間がマチマチ、上り始めて2合5尺まで1時間7分、やっと7合目に到着したのが午前8時57分、出発から3時間12分の長~い登りでした。
所が、7合目から8合目避難小屋までは標高差にして僅か43m、時間にして16分、納得がいきませんでした。

それはさておき、7合目までの「号目」表示は行程の参考になりそうです[手(チョキ)]
「岩手山」は7合目まで頑張れば良い、後は楽しい山登り!

火山礫と小石が混ざった「火山独特のザレ道」が苦手な方は登下山とも「新道」をお勧めします。

馬返し登山口を午前5時36分に出発、午前8時57分、出発から3時間12分の長~い登りで7合目に到達です。
7合目.jpg

視界が開け岩手山の山頂が目の前に姿を現しました。
岩手山@7合目.jpg

まだまだ先が長いな~と思いながら、少し傾斜が緩やかになった登山道を進むと…、アッと言う間に「8合目避難小屋」に到着、時刻は9時13分、7合目と8合目の標高差は僅か43m、時間にして16分でした[わーい(嬉しい顔)]
8合目避難小屋.jpg

「8合目避難小屋」は「避難小屋」と言っても立派な作り、良く冷えたビールやジュースの販売もありました。

8合目避難小屋の標高は1,773m、更に緩やかな登山道を進み、不動平分岐(此処にも避難小屋があります)1,830mを過ぎると、登山道はいよいよ火山独特の火山礫ザレ道に変わり、傾斜も急になります。
不動平分岐.jpg

山頂への登山道は途中で左右に分かれますが、私は右方向へ(山頂へは遠回りになりました)、最後の一踏ん張りでお釜の縁に到着、標高1,940m、時刻は9時44分でした。

この部分は、山頂(薬師岳)の正反対側に当り、正面に薬師岳が見えています。
薬師岳@岩手山神社奥宮参拝道入口.jpg

お釜を取り巻く稜線にはこんな石仏が点々と…、
お釜の縁に並ぶ石仏.jpg

山頂を目指してお釜の縁を時計回りに進み、山頂(薬師岳)標高2,038m地点に到着したのが午前10時3分でした。
分岐を左に取っていれば10分程は短縮できたかも…、山頂は多くの登山者で賑わっていました。
岩手山山頂(薬師岳)2038m.jpg

2度目の噴火で出来たのでしょうか?お釜の中心に標高2,000m弱の「妙高岳」がありました。山頂にはケルンも…。
妙高岳(約2000m).jpg

お釜の縁を時計方向にグル~っと巡りましたが、お釜には「岩手神社奥宮」が祀られていました。
岩手山神社奥宮(背景は妙高岳).jpg

最初にお釜の縁に立った位置は「奥宮」への参道の入口になっていました。
岩手山神社奥宮への参道.jpg

岩手山は「コマクサ」の群生地で有名な山です。
火山礫地に咲く「コマクサ」(お釜の縁の所々で見掛けましたが、群生とまでは…、きっと群生している所があるのでしょうね。)
コマクサ.jpg

火山礫地の常連「イワブクロ」
イワブクロ.jpg

岩場の高山植物「イワギキョウ」
イワギキョウ.jpg

この花も火山礫の土地で良く見掛けますが…
火山の砂礫地でよく見かける花.jpg

その他、8合目避難小屋と不動平周辺で見かけた高山植物
アザミ
アザミ.jpg

ウスユキソウ
ウスユキソウ.jpg

ウメバチソウ
ウメバチソウ.jpg

エゾエンゴグサ?(自信ナシ)、この花は7合目までの登山道脇で良く見掛けました。
エゾエンゴグサ?(自信ない).jpg

クルマユリ
クルマユリ.jpg

コガネギク
コガネギク.jpg

セリの仲間とヤマハハコ
セリの仲間とヤマハハコ.jpg

ツリガネニンジン
ツリガネニンジン.jpg

ミヤマホツツジ
ミヤマホツツジ.jpg

ヤマハハコ
ヤマハハコ.jpg

ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ.jpg

13時52分、馬返し登山口に帰着しました。
7合目から2合5尺の間、下山は旧道を歩きましたが、火山独特の岩が点在し火山礫でザレた登山道は滑り易く、随分と気を付けながらの下山でした[がく~(落胆した顔)]

登りに使うとしても、ズルッ、ズルッと滑りながらの登山は疲れるでしょうね~[ふらふら]

かくして私の100名山挑戦は、97座目の「岩手山」を無事に踏破できました[わーい(嬉しい顔)]

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槍ヶ岳と黒部源流の100名山(黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳)を訪ねて、Part-Ⅴ(下山) [日本100名山]

槍ヶ岳と黒部源流の100名山(黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳)を訪る山旅の五日目です。
2012年7月27日、今日は下山の日、「三俣山荘~双六小屋~鏡平山荘~わさび平小屋~新穂高温泉」の19.5Kmの行程です。
双六池と傘ヶ岳
_15双六池、笠ヶ岳(右奥).jpg

鏡平山荘
_34鏡平山荘(午前10時46分).jpg

今日の行程は、累積標高差:登り900m、下り2,400m、沿面行程距離:19.5Km、今回の山旅で最も長い距離、長い下り、膝を庇ってノ~ンビリ下山でした。

午前5時33分、三俣山荘前から撮影した「槍ヶ岳」です。
_01槍ヶ岳@三俣山荘(27日午前5時30分).jpg

午前5時38分、三俣山荘にバイバイ[手(パー)]、三俣蓮華岳に向かって歩き出しました。

午前6時14分、三俣峠に到着、ここは双六小屋方面への巻き道分岐です。
_02三俣峠(27日午前6時15分).jpg

宿を出発する時に「巻き道はアップダウンがきつく、花も未だです。」との情報を得ていたので「巻き道」はパス、三俣蓮華岳の山頂を目指して更に登りました。

午前6時43分、三俣蓮華岳の山頂に到着しました。
_03三俣蓮華山頂(27日午前6時43分).jpg

今日は行程が長いので山頂を直ぐに出発、双六岳に向かう尾根道を進みます。

尾根道は起伏も少なく、素晴らしい眺望が開けていました。
_04笠ヶ岳@双六岳尾根.jpg
(尾根道はなだらかに双六岳へと続き、右手奥には笠ヶ岳、遥か彼方には、左:乗鞍岳、右:御岳山が頭を覗かせています。)

尾根道の脇には色々な高山植物が…、
タテヤマリンドウ
_05タテヤマリンドウ@双六岳尾根.jpg

ゴゼンタチバナ
_06ゴゼンタチバナ@双六岳尾根.jpg

イブキゼリ
_07イブキゼリ@双六岳尾根.jpg

ハクサンイチゲ(白)、ミヤマキンポウゲ(黄)
_08ミヤマキンポウゲ(黄)ハクサンイチゲ(白)の群落@中道ルート分岐.jpg

午前7時38分、「双六小屋への中道ルート」と「双六岳への尾根道」の分岐点に到達、写真を撮影しながらの移動を考えると順調なペースです[るんるん]

尾根道と別れ、中道ルートを少し下った所で「雷鳥の親子」に出会いました。
今回の山旅では、好天に恵まれたにもかかわらず雷鳥には良く出会いました。
_09雷鳥の親子@中道ルート分岐下.jpg
_10雷鳥の雛.jpg

ガレ道を少し下がった辺りから「コバイケイソウ」の大群落が始まっていましたが、今は新芽の時期で花は未だ咲いていません。
_11コバイケイソウ群落、双六岳稜線@中道ルート分岐下.jpg

双六小屋への中道ルートも花の宝庫です。特に「ハクサンイチゲ」が見頃を迎えていました。
タテヤマリンドウ
_12タテヤマリンドウ@中道ルート.jpg

ショウジョウバカマ
_13ショウジョウバカマ@中道ルート.jpg

午前8時40分、双六小屋に到着です(ホッ)

双六池とテント場
_14双六池とテント場(午前8時45分).jpg

双六池と笠ヶ岳(右奥)
_15双六池、笠ヶ岳(右奥).jpg

双六小屋で小休止の後、下山道の「弓折乗越」に向け出発です。
「双六小屋」から「弓折乗越」の間の登山道脇はは色々な高山植物の花園でした。
モミジカラマツソウ
_16モミジカラマツ@双六→弓折乗越.jpg

ミツバノバイカオウレン
_17ミツバノバイカオウレン@双六→弓折乗越.jpg

「槍ヶ岳と穂高連峰」のビューポイント(標高2,620m)らしいのですが、飛騨沢からのガスが邪魔をして[バッド(下向き矢印)]
_18槍&穂高連峰@双六→弓折乗越2622mピークの手前.jpg

クロユリ(初見です[るんるん]
_19黒百合@双六→弓折乗越.jpg

エンレイソウ
_20エンレイソウ@双六→弓折乗越.jpg

ハクサンフウロ
_21ハクサンフウロ@双六→弓折乗越.jpg

ヤマハハコの蕾
_22ヤマハハコの蕾@双六→弓折乗越.jpg

ツマトリソウ(ボケて写っているのはゴゼンタチバナ)
_23ツマトリソウ、ボケているのはゴゼンタチバナ@双六→弓折乗越.jpg

クルマユリの蕾
_24クルマユリの蕾@双六→弓折乗越.jpg

コケモモ
26コケモモ@双六→弓折乗越.jpg

クロユリ(クロユリベンチと言う休憩場所に群生して咲いていました。)
_25黒百合@クロユリベンチ(2622mピークを下った所).jpg

ハクサンイチゲ(白)、ミヤマキンポウゲ(黄)@花見平
_27花見平(午前9時47分).jpg

ハクサンチドリ
_28ハクサンチドリ@双六→弓折乗越.jpg

ダイモンジソウ
_29ダイモンジソウ@双六→弓折乗越.jpg

ヤマハハコ
_30ヤマハハコ@双六→弓折乗越.jpg

タカネニガナ
_31タカネニガナ@双六→弓折乗越.jpg

まるで植物図鑑のような日記になってしまいましたが、弓折乗越と双六小屋を結ぶ尾根道は花の多い登山道でした[わーい(嬉しい顔)]

高山植物に見とれながら尾根道を歩いていると何時の間にか「弓折乗越」に到着しました。
時間は午前10時5分でした。
_32弓折乗越(午前10時5分).jpg

この尾根道は、弓折岳、大ノマ岳、抜戸岳を経て傘ヶ岳に続いています。
私は此処で尾根道とはバイバイ[手(パー)]、鏡平へと坂道を下ります。

登山道脇の花は少なくなりました。
キスミレに似た花が咲いていたので写真におさめ帰宅後名前を調べたら「オオバミゾホウズキ」という花のようです。
_33オオバミゾホオズキ@弓折→鏡平.jpg

午前10時46分、「鏡平山荘」に到着しました。
_34鏡平山荘(午前10時46分).jpg

山荘前の池の畔には、「チングルマ」と「コイワカガミ」が咲いていました。
チングルマ
_35チングルマ@鏡平山荘.jpg

コイワカガミ
_36コイワカガミ@鏡平.jpg

「鏡平山荘」では「かき氷」を販売していました。
標高を下げるに従って暑さが厳しくなってきたので、
「かき氷500円+練乳50円(イチゴミルク)」を注文、メッチャ美味しかったです[わーい(嬉しい顔)]

鏡平山荘で暫く休憩を取り、秩父沢に向かって小池新道を下りました。
下山道は風がなく物凄く暑く感じます。
今朝、三俣山荘前の気温は10度、登ってくる登山者の話では、高山市は33度だったとか、無理もありません[あせあせ(飛び散る汗)]

樹林帯の下山道には眺望も無く、唯一の楽しみは道端の「花」です。
オオバキスミレ
_37オオバキスミレ@小池新道.jpg

アカモノ
_38アカモノ@小池新道.jpg

小池新道の標高1,755m付近に秩父沢の支流がありました。
鏡平から始めての水場、水温は冷たく、汗ビッショリの体を拭き、しばらく休憩をしました。
_39秩父沢支流(12時53分).jpg
(生き返りました[わーい(嬉しい顔)]

終着の新穂高温泉はまだまだ先です[もうやだ~(悲しい顔)]

標高を下げるに従い、植生も変わってきました。
シシウド?
_40シシウド@小池新道.jpg

クガイソウ
_41クガイソウ@小池新道.jpg

タテヤマウツボグサ
_42タテヤマウツボグサ@小池新道.jpg

もうすぐ左俣林道です。秩父沢から弓折岳方面
_42秩父沢から弓折岳を望む.jpg

13時48分、左俣林道に到着
_44小池新道登山口(13時48分).jpg

14時10分、ワサビ平小屋に到着、一休み(小屋の写真を写し忘れました)
沢水で冷やした「トマト」を販売していたので「丸かじり」美味しかった~[るんるん]

ここから更に1時間20分ほどの林道歩きが待っています[がく~(落胆した顔)]

「新穂高温泉」の温泉街手前に咲いていた「オオウバユリ」
_45オオウバユリ(新穂高、15時33分).jpg

16時丁度、愛車が待つ「新穂高温泉登山者駐車場」に帰り着きました。
もうフラフラ、「三俣山荘」から一気に「新穂高温泉」への下山は堪えました。
企画段階では「双六小屋」から下山の予定でしたが、初日(23日)に「槍平小屋」泊まりに変更した「付け」が今日の結果でした[ふらふら]

三俣山荘から新穂高温泉への下山GPSトラックログ
槍&黒部源流の100名山から下山.jpg
(直線距離19.1Km(沿面距離19,6Km)、所要時間(含む休憩)10時間22分)
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槍ヶ岳と黒部源流の100名山(黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳)を訪ねて、Part-Ⅳ(水晶岳、鷲羽岳に登る) [日本100名山]

槍ヶ岳と黒部源流の100名山(黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳)を訪る山旅の四日目です。
2012年7月26日、今日の行程は「黒部五郎小屋~三俣山荘~岩苔乗越~ワリモ北分岐(←→水晶岳)~鷲羽岳~三俣山荘」の14.5Kmです。
「水晶(黒)岳」と「鷲羽岳」、二つの日本100名山を一日で登ります[手(グー)]
水晶岳
_13水晶岳、薬師岳.jpg
(水晶岳に向かう尾根筋から撮影、左奥は薬師岳)

鷲羽岳
_30鷲羽岳へ延びる縦走路.jpg
(ワリモ岳から撮影)

7月26日(木)、午前4時起床、4時30分から朝食、朝食を終え午前5時に黒部五郎小屋出発、今日は今回の山旅の中で一番の快晴です[晴れ]

黒部五郎小屋を出て直ぐに始まる岩ゴロの急登、行程距離約14.5Km、累積登り標高差1,615m、下り標高差1,410m、半端じゃありません[ふらふら]

黒部五郎小屋を出て15分、標高2,400m付近で黒部五郎岳方向の視界が開けました。

朝日を浴びる「黒部五郎岳と五郎カール」
_01黒部五郎岳&五郎カール.jpg

更に少し急坂を登ると薬師岳方向の視界も開けました。
薬師岳、手前は雲の平から薬師沢への稜線です。
_02薬師岳、手前は雲の平.jpg

急坂をユックリ登り、標高2,500m付近で笠ヶ岳方面の視界も開けました。
この方向から見る「笠ヶ岳」は何時も見慣れた笠ヶ岳とは一味違うは凛々しい姿をしています。
_03笠ヶ岳.jpg

午前6時21分、「三俣山荘」への巻き道分岐に到着しました。
此処で「三俣山荘」から巻き道を登って来たオジサン二人が言うには「この先の雪渓、登りはまだましだけど、下りは危険だよ、私だったら巻き道は避けるよ」との事、心配になって荷物をデポ、様子を見に行くと…、ナルホド、ナットク、でも下りて下りられないこともなさそ~[手(グー)]

今年の春は残雪の雪山を多く登ったので自信があったし、今日の行程を考えると三俣蓮華岳の山頂経由は時間的にも厳しかったので…、予定通りGO[ダッシュ(走り出すさま)]

少し緊張しましたが無事に雪渓を通過し午前7時30分に「三俣山荘」に到着しました。
_04三俣山荘、背景は鷲羽岳.jpg
(背景は鷲羽岳)

今夜の宿泊を予約、寝床も直ぐに決まり重い荷物をデポ、小屋前からの槍ヶ岳方面が素晴らしかったので(パシャ)
_05槍ヶ岳、大喰岳、南岳、長谷川ピークetc@三俣山荘.jpg
(槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳、長谷川ピークetc、槍から手前に延びるのは西鎌尾根、右手前は西鎌尾根の左俣岳でしょう。)

_06槍ヶ岳&北鎌尾根@三俣山荘.jpg
(槍ヶ岳と槍から北に延びる北鎌尾根、メッチャ難所、岩登りの経験が必要です。)

山荘前で30分程の休憩をとり、午前8時に山荘を離れ、「黒部川水源碑」に向かって沢添いの道を下りました。

標高差約150mの急な下りを下り終えると「黒部川水源」の碑が立っています。
午前8時26分に到着
_07黒部川水源碑.jpg

此処からは「ワリモ岳、2,888m」と「祖父岳、2,823m」の間の渓谷を登ります。渓谷は残雪も多く、残雪には雪解けによってスノーブリッジが出来ている箇所もあるので緊張しましたが、全体としては大変登り易い登山道でした。
_08谷筋の雪渓.jpg

花の少ない登山道でしたが、沢沿いの道端に「ハクサンフウロ」が咲いていました。
_09ハクサンフウロ.jpg

沢の上流部は南向きで雪渓はほとんど消えていました。
_10沢筋の登山道.jpg

午前9時52分、「岩苔乗越」に到着、此処は「雲ノ平」と「水晶・鷲羽岳」方面の分岐点です。
_11岩苔乗越.jpg

「岩苔乗越」から更に「水晶岳」方面に一登りすると「ワリモ北分岐、2,841m」です。到着は午前10時でした。
_12ワリモ北分岐.jpg

此処は「水晶岳」方面と「鷲羽岳」方面の分岐点です。
先に「水晶岳」に登るので「水晶岳」方面(左方向)に進みました。

なだらかな尾根道が続く登山道、素晴らしい眺めです[わーい(嬉しい顔)]

尾根道の標高2,790m付近から(パシャ)

薬師岳(左奥)、水晶岳(右)
_13水晶岳、薬師岳.jpg

水晶岳への尾根道
_14水晶岳への尾根道.jpg

更に400m程先の尾根道、標高2,800m付近から(パシャ)
槍ヶ岳、穂高連峰の山々
_15槍ヶ岳&穂高連峰.jpg

振り返ると、ワリモ岳、鷲羽岳と続く山並み
_16ワリモ岳、鷲羽岳.jpg

花の少ない登山道ですが、尾根道からの眺めは圧巻です[わーい(嬉しい顔)]
水晶小屋の少し手前に「ミヤマクワガタ、ミヤマオダマキ」が咲いていました。
ミヤマクワガタ
_17ミヤマクワガタ.jpg

ミヤマオダマキ
_18ミヤマオダマキ.jpg

午前10時53分、水晶小屋に到着
_26水晶小屋.jpg

「水晶小屋」からは立山連峰、後立山連峰、槍・穂高連峰と、北アルプスの名峰が全て見渡せます[ぴかぴか(新しい)]

赤牛岳、奥は立山連峰
_19読売新道の尾根道、立山、黒部湖@水晶小屋前.jpg

後立山連峰の白馬三山、手前下は黒部湖
_20白馬三山、黒部湖@水晶小屋前.jpg

立山連峰(左)、黒部湖(中下)、後立山連峰の白馬、杓子、白馬槍(奥)
_21立山(左)、白馬三山(右奥)、黒部湖(中央)@水晶小屋前.jpg

槍ヶ岳、北鎌尾根、表銀座の山並み
_22槍・穂高連峰、北鎌尾根(中間)、表銀座(左奥)@水晶小屋.jpg

槍ヶ岳・穂高連峰の山並み
_23槍ヶ岳&穂高連峰、手前に延びるのは西鎌尾根@水晶小屋前.jpg

素晴らしい山の景色に後ろ髪を引かれながら、水晶岳へ[ダッシュ(走り出すさま)]

午前11時27分、水晶岳山頂に到着
_24水晶(黒)岳山頂標識.jpg

水晶岳山頂から「裏銀座縦走路」の山々
_25裏銀座縦走コースの山々(真砂、野口五郎、三ッ岳)@水晶岳山頂.jpg
(真砂、野口五郎、三ッ岳…)

今日は更に「鷲羽岳」に登る予定だったから早々に水晶岳の山頂にバイバイ[手(パー)]

ワリモ北分岐までは往路を引き返しました。
ワリモ北分岐からは「ワリモ岳~鷲羽岳」の稜線登山道を進みました。

本当に花の少ない尾根道ですが、ワリモ岳山頂の少し手前に「イワギキョウ」が咲いていました。
_27イワギキョウ.jpg

13時17分、ワリモ岳に到着です。
_28ワリモ岳山頂.jpg

標識には「ワリモ岳山頂」とありますが、この標識は登山道脇に立てられていました。
本当の山頂は10m程の岩ゴロの頂です。
_29ワリモ岳の本当の山頂.jpg

「ワリモ岳山頂」から「鷲羽岳」方面に延びる登山道
_30鷲羽岳へ延びる縦走路.jpg

13時56分、「鷲羽岳」山頂に到着
_31鷲羽岳山頂標識.jpg

此処からの景色も素晴らしいですが…、私は水晶岳山頂からの眺めの方が好きでした[グッド(上向き矢印)]

「鷲羽岳」山頂から「三俣山荘」への下りは滑り易い岩ゴロ道が延々と続きます[もうやだ~(悲しい顔)]
一歩一歩慎重に、本当に歩き辛い道でした。
「三俣山荘」から「鷲羽岳」に直接登る人が多いようですが、もう一度登るとしても、私はやはり「逆ルート?」(ワリモ側から登り三俣山荘に降りるルート)を選びます[手(パー)]

15時10分、急なザレ道を無事に下り「三俣山荘」に到着しました[わーい(嬉しい顔)]

今日の行程GPSトラックログ
黒部五郎小屋~三俣山荘~水晶岳~鷲羽岳~三俣山荘コースログ.jpg

結構アップダウンが激しく、距離も14.5Kmと長く、厳しい一日でしたが、荷物を宿にデポしての軽装登山だったから、思っていたほどは疲れませんでした[わーい(嬉しい顔)]

雨に遭うこともなく、今回の目的の山々に全て登れ、幸運な山旅でした。
明日は下山、お天気も大丈夫なようです。


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槍ヶ岳と黒部源流の100名山(黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳)を訪ねて、Part-Ⅲ(黒部五郎岳に登る) [日本100名山]

槍ヶ岳と黒部源流の100名山(黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳)を訪る山旅の三日目です。
2012年7月25日、今日の行程は「双六小屋~三俣蓮華岳~黒部五郎小屋(黒部五郎岳往復)」の13.3Kmです。
_01黒部五郎岳&五郎カール.jpg

7月25日(水)、天気予報では「晴れ→曇り」、午前5時に双六小屋前から「鷲羽岳」「槍ヶ岳」方面の景色を撮影しました。

「鷲羽岳、2,924m」
_01鷲羽岳@双六山荘.jpg

「槍ヶ岳・穂高連峰」
_02槍・穂高連峰@双六小屋.jpg

飛騨沢方面からガスが湧き出し、上空にはまとまった雲が…

今日も昨日と同様、少しハードな行程ですが、双六小屋から黒部五郎小屋へ移動、五郎小屋に荷物をデポして「黒部五郎岳」の山頂を往復する予定です。

午前5時30分、双六小屋にバイバイ[手(パー)]、中道ルートを通って「三俣蓮華岳」に向かいました。

雪が完全に消えた中道ルートの登山道脇には色々な高山植物が咲き乱れていました。
キバナシャクナゲ
_03キバナシャクナゲ@中ルート.jpg

チングルマ
_04チングルマ@中ルート.jpg

葉っぱが開き始めた「コバイケイソウ」、今が盛りの「ハクサンイチゲ(白)」、「ショウジョウバカマ(赤紫)」も…
_05コバイケイソウ(葉)、ハクサンイチゲ(白)、ショウジョウバカマ(赤紫)@中ルート.jpg
(花の咲いたコバイケイソウの大群落を期待していましたが…、少し時期が早すぎたようです[もうやだ~(悲しい顔)]

ミヤマダイコンソウ
_06ミヤマダイコンソウ@中ルート.jpg

午前6時39分、双六岳稜線の尾根道との合流点に到達しました。
「三俣蓮華岳」へは合流した尾根道を進みます。

合流点で小休止、槍・穂高方面の眺めが素晴らしかったです。
_07槍・北鎌尾根・大天井岳@双六尾根合流点.jpg
(槍から大天井に通じる「表銀座の山並」、手前で槍から左に伸びるのは北鎌尾根です。)

槍・大喰・中・南・長谷川ピークのアップ写真
_08槍・大喰・南岳@双六尾根合流点.jpg

西に目を向けると、「白山」と「大日岳」が遥か彼方の空に浮かんでいました。
_09白山(右奥)、大日岳(左奥)@双六尾根合流点.jpg

尾根道の岩陰に「タカネウスユキソウ」が咲いていました。初見です[わーい(嬉しい顔)]
_10タカネウスユキソウ@三俣蓮華岳への尾根道.jpg

「黒部五郎岳」も随分と近づいてきました。
_11黒部五郎岳@三俣蓮華岳への尾根道.jpg

午前7時39分、「三俣蓮華岳、2,841m」に到着です。
_12三俣蓮華岳.jpg

此処から道を左に取り、蓮華岳を下って黒部五郎小屋に向かいます。

下り始めて少し進んだ所に「アオノツガザクラ」が咲き始めていました。
_13アオノツガザクラ@蓮華山頂と巻き道分岐の中間.jpg

三俣蓮華岳の山頂から標高で180m程下がった所に三俣山荘への巻き道がありました。(三俣蓮華岳の山頂を右に取っても三俣山荘に行けます。)
_14三俣蓮華巻き道分岐.jpg
(翌日、この巻き道を通って三俣山荘へ行きましたが…、この標識の少し先に急勾配の雪渓が待ち受けていました[ちっ(怒った顔)]

巻き道を右に見ながら真直ぐ下る「黒部五郎小屋」への道は物凄い急勾配、岩ゴロ道で、明日、コレを登るのかと思うとウンザリでしたが[がく~(落胆した顔)]、道端の花が疲れを癒してくれました。

タテヤマリンドウ
_15タテヤマリンドウ@巻き道分岐と五郎小屋の間.jpg

ブキゼリ
_16イブキゼリ@五郎小屋への中間.jpg

ツマトリソウ
_17ツマトリソウ@五郎小屋への中間.jpg

ゴゼンタチバナ
_18ゴゼンタチバナ@五郎小屋への中間.jpg

キヌガサソウ
_19キヌガサソウ@五郎小屋.jpg

午前9時25分、「黒部五郎小屋」に到着、今夜の宿泊予約を済ませ、荷物を小屋に置き、軽装で午前9時40分に「黒部五郎岳」山頂への往復に出かけました。

五郎カールは「コバイケイソウ」の大群生地で有名ですが、まだ新芽が育っている段階で花は咲いていませんでした。

途中、「イワイチョウ」が咲いていました。
_20?五郎カール.jpg

五郎カールには大きな石(岩)がゴロゴロしていました。
名前の謂れが、石が「ゴロゴロ」から黒部五郎と名付けられたとか…、本当かな~?
_21黒部五郎岳@五郎カール.jpg

太郎平方面からの縦走路との交差より少し手前、カールから支尾根に上りきった位置からみた「薬師岳」です。
_22薬師岳@縦走尾根道の少し手前、支尾根から.jpg

午前11時53分、山頂に到着です。思っていたよりも早かった~[わーい(嬉しい顔)]
_23黒部五郎岳山頂.jpg

宿に戻ったのが13時57分、荷物をデポしての軽装登山はやはり楽です[わーい(嬉しい顔)]
_24黒部五郎小屋.jpg

今日の行程GPSトラックログ
双六小屋~黒部五郎小屋←→黒部五郎岳.jpg

累積登り:1,223m、累積下り:1,436m、行程距離:13Km、昨日よりは少し楽だったかな~[るんるん]




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槍ヶ岳と黒部源流の100名山(黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳)を訪ねて、Part-Ⅱ(槍平~槍ヶ岳~双六小屋) [日本100名山]

槍ヶ岳と黒部源流の100名山(黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳)を訪る山旅の二日目です。
2012年7月24日、今日の行程は「槍平~千丈乗越~槍ヶ岳~(西鎌尾根)~双六小屋の12.2Kmです。
_15槍ヶ岳&穂高連峰.jpg

行程が長いので「槍平山荘」を午前4時45分に出発しました。
飛騨沢に沿った登山道を上流へと進みます。

歩き出して15分、午前5時、標高2,000m地点で「キヌガサソウ」が咲いていました。
_01キヌガサソウ(2000m).jpg

高い山にも「花の季節」が訪れ、今日も「花」に疲れを癒されながらの山旅です[るんるん]

そして、標高2,100m付近では「サンカヨウ」の花
_02サンカヨウ(2100m).jpg

2,400m付近では「タカネザクラ」
_04タカネザクラ(2400m).jpg

ベニバナイチゴ
_03?(2400m).jpg

季節、標高や地形、地質によって異なる様々な高山植物に出会えるのも山登りの魅力の一つです[わーい(嬉しい顔)]

午前6時40分、標高は2,480m、飛騨沢の西方向の眺望が開けてきました。
_100笠ヶ岳(2480m).jpg
(一番左端が「笠ヶ岳」、右に抜戸、大マノ、弓折岳、右端は樅沢岳では…、目の前の尾根筋は奥丸山から千丈乗越への縦走路です。)

更に飛騨沢に沿った登山道を進みます。

標高2,480m付近に「オオバキスミレ」、
_05オオバキスミレ(2480m).jpg

2,530m付近に「コイワカガミ」が咲いていました。
_06コイワカガミ(2530m).jpg

午前6時54分、飛騨沢から西鎌尾根(千丈乗越)への分岐点(2,555m)に到達しました。
飛騨沢をそのまま「飛騨乗越」まで遡るルートもありますが、時間は少し多くかかりますが「千丈乗越」経由で「槍ヶ岳」へのルートの方が景色が遥かに素晴らしいので、ここで「飛騨沢」とお別れすることにしました[手(パー)]
_101千丈乗越分岐(2734m).jpg

午前7時20分、奥丸山尾根の縦走路と合流しました。
途中の道端には「ハクサンイチゲ」が見頃を迎えていました。
_07ハクサンイチゲ(2540m).jpg

此処から西鎌尾根の尾根筋(千丈乗越)まではガレた急斜面の登りが続きます。

途中、標高2,670m付近のハイマツが「花と実」を付けていました。
_08ハイマツの花&実(2670m).jpg
(ハイマツの実はホシガラスの大好物です!)

2,735m付近の岩場に「イワツメグサ」、もう直ぐ尾根筋を感じさせます。
_09イワツメグサ(2734m).jpg

午前7時52分、西鎌尾根に出ました。「千丈乗越、2,734m」です。
_102千丈乗越(2734m).jpg

此処から「槍ヶ岳」へは細く急傾斜の尾根道が続きます。

高山の岩場に咲く植物が花を付けていました。
イワギキョウ
_10イワギキョウ(2790m).jpg

ミヤマダイコンソウ?
_11ミヤマダイコンソウ?(2790m).jpg

ヨツバシオガマ
_12ヨツバシオガマ(2820m).jpg

標高2,820m付近から見た「西鎌尾根」
_103西鎌尾根&双六岳方面(2820m).jpg
(伸びていった先は「双六岳、三俣蓮華、etc 」)

標高2,950m付近の「西鎌尾根」登山道の様子です。岩ガレの急な坂道が続きます。
_104西鎌尾根(2950m).jpg

「槍ヶ岳山荘」の直ぐ近くで「雷鳥♀」に出会いました。
_105雷鳥♀(3045m).jpg

午前9時20分、「槍ヶ岳山荘」に到着しました。
丁度、ヘリコプターで荷揚げの真最中でした。
_106槍ヶ岳山荘&荷揚げ(3070m).jpg

午前9時48分、「槍ヶ岳、3,180m」の山頂です。
_107槍ヶ岳山頂(3180m).jpg

「槍ヶ岳山荘」前の道標
_108槍ヶ岳山荘前の道標.jpg

ガスで霞むのは「大喰岳、3,101m」です。
_109大喰岳(3101m).jpg

午前10時30分、今夜の宿、「双六山荘」へと「西鎌尾根」を引き返しました。

途中、「千丈乗越」の手前で、今度は「雷鳥♂」に出会いました。
雷鳥は濃い霧の日や雨の日によく出会いますが、今日のような良い天気の日にも遇えるのですね。
♂に出会うのは稀だからラッキーでした。
_110雷鳥♂(2810m).jpg

西鎌尾根も高山植物の宝庫でした。
ミヤマオダマキ
_13ミヤマオダマキ(2700m、乗越過ぎて).jpg

イワオウギ
_14?(2700m).jpg

ミヤマウスユキソウ
_15ミヤマウスユキソウ(2610m).jpg

イブキジャコウソウ
_16イブキジャコウソウ?(2610m).jpg

ミヤマクワガタ
_17ミヤマクワガタ(2640m).jpg

14時55分、「樅沢岳、2,755m」に到達です。
_111樅沢岳(2754m).jpg

樅沢岳の山頂から「双六小屋」に向かう途中、今日三度目の「雷鳥」との出会いです。
雷鳥♀
_112雷鳥♀(2695m、双六小屋手前).jpg

15時34分、長~い一日山旅が終わり、今夜の宿「双六山荘」に到着です[わーい(嬉しい顔)]
_113双六小屋(2555m).jpg

今日一日の行程ログ
槍平~槍ヶ岳~双六山荘.jpg

累積標高差、登り1,778m、下り1,207m、行程距離(沿面)12.2Kmでした[ふらふら]

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槍ヶ岳と黒部源流の100名山(黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳)を訪ねて、Part-Ⅰ(新穂高温泉~槍平小屋) [日本100名山]

九州では大暴れをした梅雨もようやく明けた2012年7月22日~27日、「槍ヶ岳」と黒部源流に位置する100名山「黒部五郎岳、水晶岳、鷲羽岳」登山の山旅にでかけました[車(セダン)][ダッシュ(走り出すさま)]

槍ヶ岳・大喰岳・南岳~穂高連峰
_08槍・大喰・南岳@双六尾根合流点.jpg

鷲羽岳
_01鷲羽岳@双六山荘.jpg

黒部五郎岳
_01黒部五郎岳&五郎カール.jpg

水晶岳(左奥は2011年8月8日に登った薬師岳)
_13水晶岳、薬師岳.jpg

今回の山旅行程は、

7月23日:新穂高温泉~(右俣林道)~槍平(槍平小屋泊)
7月24日:槍平~千丈乗越~槍ヶ岳~(西鎌尾根)~双六小屋(泊)
7月25日:双六小屋~三俣蓮華~黒部五郎小屋(泊)←→黒部五郎岳
7月26日:黒部五郎小屋~三俣山荘~黒部源流碑~岩苔乗越~ワリモ北分岐~水晶岳~ワリモ北分岐~ワリモ岳~鷲羽岳~三俣山荘(泊)
7月27日:三俣山荘~三俣蓮華岳~双六小屋~弓折乗越~鏡池山荘~わさび平~(左俣林道)~新穂高温泉

の山中4泊5日の長丁場です。

全行程のGPSトラック軌跡を3分割すると、
槍&黒部源流の山々3.jpg
槍&黒部源流の山々2.jpg
槍&黒部源流の山々1.jpg


行程距離は、23日:9.5Km、24日:12.2Km、25日:13.3Km、26日:14.5Km、27日:19.5Km、全行程の長さは69Kmでした[どんっ(衝撃)]

山旅の記録は各日毎にブログにアップします[手(パー)]

Part-Ⅰは2012年7月23日、新穂高温泉登山者駐車場から槍平までの記録です。

7月22日午後、新穂高温泉登山者用駐車場に到着しました。
土曜日から降り続いた雨もようやく小康状態になりましたが…、
新穂高温泉登山者用駐車場(12-06-22_16-35).jpg

日曜日の午後とあって、週末からの登山者が次々と下山してきますが、週末は生憎の「雨」だったので皆さん無言で下を向いて疲れた様子で歩いていました。

22日の夜にはまた雨が降り出し、夜半にはかなり激しく降っていました。
明日(23日)の天気が心配でしたが、いつの間にか眠ってしまいました[眠い(睡眠)]

23日朝、午前5時に目覚めましたが、まだ少し雨が降っています[雨]

もう一日待機かな~って考えていましたが、午前6時頃になると、空が少し明るくなり、雨も小止みになってきたので出発する事にしました。

午前6時15分に駐車場をスタート、穂高平までの夏山短縮登山道は深い樹林帯の道なので、GPSの標高計測が不正確です。

初日(23日)の行程ログ
新穂高温泉~槍平小屋ログ.jpg

午前7時10分、穂高平非難小屋に到着しました。
歩き出してから55分は私の平均的なペースです[るんるん]
穂高平小屋(12-07-23_07-12).jpg

次の目安「白出沢出会」まではの右俣林道は、一昨年の「奥穂高岳」登山の時に経験済だから気分も楽です[るんるん]

「白出沢出会」の少し手前に「白出沢」を遡る「奥穂高登山口」がありますが、此処をやり過ごすと「白出沢出会」です。
到着は午前8時10分、穂高平からは約1時間の林道歩きでした。

登山者用にテント張りの「休憩所」が準備されていました。
白出小屋休憩所(12-07-23_08-00).jpg

槍ヶ岳への登山道標
白出沢道標.jpg

此処から先は始めてのコースですが、良く整備された登山道で問題は全くありませんでした。

午前11時45分、「槍平小屋」に到着です。
槍平小屋(12-07-23_11-45).jpg

槍ヶ岳山荘(槍ヶ岳山頂直下)まで進むか?此処で泊まるか?随分迷いました。
空を見上げると「黒雲」が湧き上がって…、天候は余り良くありません。

最初は「槍ヶ岳山荘」泊まを予定していたので、「槍平小屋」泊まりに変更すると以降の行程が苦しくなります。

しかし、ここから厳しい登りが始まります。
もし途中で雨にあったら悲惨です。
結局、予定を変更して「槍平小屋」に泊まることにしました[眠い(睡眠)]

泊まると決めたら時間はタップリ、小屋の付近を散歩して「花」や「山岳風景」を撮影しました[るんるん]

顔を覗かす「南岳、3,033m」(右奥の山、山頂は雲の中)
南岳(右奥)@槍平テント場.jpg

「槍ヶ岳」から「奥穂高岳」への縦走路の難所「大切戸」
大切戸@槍平テント場.jpg

ミヤマカラマツ
ミヤマカラマツ.jpg

エンレイソウの実
エンレイソウ(の実).jpg

キンポウゲ
キンポウゲ.jpg

ニリンソウ
ニリンソウ.jpg

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越後駒ヶ岳(魚沼駒ケ岳、日本100名山)、残雪期、駒ノ湯登山口から日帰り登山 [日本100名山]

2012年6月13日、越後三山の内「越後(魚沼)駒ケ岳」に登りました[わーい(嬉しい顔)]
越後三山(左から駒ケ岳、中岳、八海山).jpg
越後三山、左から越後駒ケ岳、中ノ岳、八海山です。

豪雪地帯の新潟県上越から福島県奥只見、会津若松周辺の山々は未だに深い雪が残っています[雪]

この地域には、日本100名山に含まれる山がたくさんありますが、
今回はその内の「越後(魚沼)駒ケ岳」に登ることにしました[手(グー)]

「駒ケ岳」の山開きは6月24日(日)に予定されているようですが、山開き後は登山客も急増するだろうと、「開山」前に登りました。

一般的な登山口「枝折峠登山口」への道路は未開通(開山に合わせて開通するらしい)、そこで、距離、標高差ともに厳しくなるが、「駒の湯登山口」から登ることにしました。

越後駒ケ岳駒ノ湯登山コースGPSトラック軌跡
越後駒ケ岳駒の湯コーストラック軌跡.jpg

GPSトラックログ
越後駒ケ岳駒の湯コースログ.jpg

「駒ノ湯登山口」の標高は360m、一方、「枝折峠登山口」の標高は1,065m、約700mの差があります。
私の標準的な登山速度で、登り2時間、下り1時間余分に時間がかかります[ふらふら]

山頂までの標高差、距離ともに厳しいので午前5時の早立ちです[時計]
「駒ノ湯登山口」
越後駒ケ岳登山口.jpg

ログからも分かるように、スタート地点から約3.8Km、標高1,278mの小倉山山頂までは樹林帯の中、厳しい登りが続きます[もうやだ~(悲しい顔)]

眺望もなく、目立った草花もなく…、ひたすら我慢の登りが続きます。
唯一、目にした草花は「ホウチャクソウ」でした。
ホウチャクソウ.jpg

午前8時20分、3時間20分の奮闘で「小倉山、1,378m」に到着です[わーい(嬉しい顔)](ホッ)
小倉山山頂標識.jpg

小倉山山頂で一気に眺望が開け、目指す「越後駒ケ岳」の雄姿が目の前に…、
小倉山から「駒ケ岳」.jpg

山頂で暫しの休憩、行動食を食べていると一人の若者が登ってきました。
群馬県から来た人で、やはり「100名山」を目指し今日が65座目だそうです。

しばらく山の話に花を咲かせ、追い立てられるのは苦手なので…、先に道を譲りました。
若いから元気です[手(グー)]、ズンズン先を進んでいきますが…、
私は登山道脇の高山植物を撮影しながらマイペースの登山です[るんるん]

小倉山を過ぎると登山道歩きから雪渓歩きの頻度が多くなってきました。

登山道脇は雪解け水を十分含み色々な高山植物が花を咲かせていました。
トクワカソウ(イワウチワの一種)
トクワカソウ.jpg

イワカガミ
イワカガミ.jpg

ツバメオモト
ツバメオモト.jpg

ツバメオモト(花の拡大)
ツバメオモト(花).jpg

カタクリ
カタクリ.jpg

イワナシ
イワナシ.jpg

特に「カタクリ」は大きな群落を作って咲いていました[わーい(嬉しい顔)]

花に癒されながらの登山、気付かない内に「百草の池、1,540m」と言う小ピークに辿り着きました。
スタートから約5.2Km地点、時刻は午前9時30分でした。
「百草の池」から駒ケ岳方面、中央右奥の白いピークが山頂です。
百草の池から「駒ケ岳」.jpg

先ほど別れた若者が遥か彼方の「雪渓」を登っていますが…、
「コースが違う~~~」
雪渓で方向を間違えてコースアウトしています(でも、連絡のしようがない)[がく~(落胆した顔)]
その内に気付くだろうと私も先に進む事にしました。

登山道脇にはまだまだ色々な高山植物が花を咲かせていました。
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ.jpg

シラネアオイ
シラネアオイ.jpg

ナエバキスミレ
ナエバキスミレ.jpg

オオイワカガミ
オオイワカガミ.jpg

オオイワカガミ(花の拡大写真)
オオイワカガミ(花拡大).jpg

アズマシャクナゲ
アズマシャクナゲ.jpg

アズマシャクナゲが咲いていた標高1,800m付近からはガレた岩場を登ります。
岩場の一部は「正規のルート」が急斜面の雪渓で遮られて進むことができないので…、
「×」印(山では進入禁止マーク)を無理に進み、急な岩場を乗り越えました[手(グー)]
(でも、急な岩場でしたが…、鎖の痕跡も有り、昔は此処を登ったようです。特に危険は感じませんでした。雪渓は凄い急斜面だったから、冬場は此処を登る方が安全なようです。)

花に疲れを癒されながら、午前11時8分、駒の小屋に到着です。
駒の小屋
駒の小屋(山頂方面は濃いガスに包まれ).jpg

小屋前で一休み、冷たい雪解け水の水場がありました。
写真の左、水が勢い良く迸っています。
メッチャ美味しい、ホントに美味しい水でした[わーい(嬉しい顔)]

これから山頂への最後の登りです。
小屋から山頂までの標高差は約100m、半分程が登山道で最後の50m程は全面が雪渓で覆われた急斜面を登ります[あせあせ(飛び散る汗)]

登ろうかな~って思っていると先ほどの若者が下山してきました。
「コースアウト」の話をすると…、
「大変でしたよ、あの先は崖で全く進めないので、戻ってルートの間違いに気付きました」って事でした。
コースアウトの原因はコースを示す旗竿が倒れていて見えなかったからのようです。
私はGPSでルートを確認しながら登りましたので間違うことはなかったのですが…。

先ほどの「×印」岩場は若者も通過したそうです。


また暫く若者と話に花を咲かせ、彼は下山、私は山頂目指してバイバイ[手(パー)]

午前11時50分、山頂に到着です。予定していた時間より1時間早く着きました
越後駒ケ岳山頂
駒ケ岳山頂.jpg

山頂標識
山頂標識.jpg

記念撮影
記念撮影.jpg

山頂からの眺めはガスが湧いていて期待ほどではありませんでした[バッド(下向き矢印)]
「平ヶ岳」方面の眺め
平ヶ岳方面.jpg

下山も花の写真を撮影しながら[るんるん]
ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイ.jpg

トウゴクミツバツツジ
トウゴクミツバツツジ.jpg

ミツバノバイカオウレン
ミツバノバイカオウレン.jpg

コミヤマカタバミ
コミヤマカタバミ.jpg

午後4時30分、愛車が待つ「駒の湯登山口」に下山しました[わーい(嬉しい顔)](ホッ)


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