槍ヶ岳~奥穂高岳、大切戸(キレット)縦走登山 [日本100名山]

2013年9月18日~21日、台風18号が過ぎ去った台風一過の秋晴れの下、新穂高温泉から飛騨沢経由で槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳、大切戸、北穂高岳、涸沢岳、穂高岳山荘、白出沢、新穂高温泉の登山にでかけました[わーい(嬉しい顔)]

写真は南岳山頂から望む「中岳、大喰岳、槍ヶ岳」
01_中岳・大喰岳・槍ヶ岳@南岳山頂.jpg

GPSのトラック軌跡
槍ヶ岳~穂高岳縦走登山GPSトラック軌跡.jpg
(軌跡が「槍平小屋~標高2,157m」区間で途切れていますがGPSの操作ミスが原因です[もうやだ~(悲しい顔)]

GPSトラックログ
初日:新穂高温泉~槍平小屋
新穂高温泉~槍平小屋GPSトラックログ.jpg

二日目:槍平小屋~槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳~南岳山荘
槍平小屋~南岳山荘GPSトラックログ.jpg
(GPSの操作ミスが原因で標高1,985mから標高2,157mの部分が欠落しています。)

三日目:南岳山荘~大切戸~北穂高岳~涸沢岳~穂高岳山荘
南岳山荘~穂高岳山荘GPSトラックログ.jpg

四日目(下山):穂高岳山荘~白出沢~白出沢出合~右俣林道~新穂高温泉
穂高岳山荘~新穂高温泉GPSトラックログ.jpg

4日間の全行程距離は約30Km、累積標高差3,700mのかなり厳しい縦走登山でした[ふらふら]

特に三日目の「南岳山荘~大切戸~北穂高岳~涸沢岳~穂高岳山荘」は距離4.5Km、累積標高差が僅かに800mですが、ヤセ尾根の岩場を上り下りする今回の縦走登山で最大の難コース、高度感もありスリル満点の登山でした[ふらふら]

4日間、台風一過の快晴に恵まれ、素晴らしい景色との出合い、一期一会の山友との出合い、久しぶりに思い出に残る山行きになりました[わーい(嬉しい顔)]

思い出の写真をもとに今回の縦走登山を記録に残したいと思います[手(パー)]

2013年9月18日(水)午前8時10分に登山届けを提出して新穂高温泉から右俣林道を歩き始めました。
時折、工事車輌が追い越して行きます。

午前8時40分、夏山登山道の登山口に到着。林道と別れ「穂高平小屋、H1,320m」迄の短縮登山道です。
02_夏山登山道.jpg

以前、一度通った事があり躊躇せずに登り始めましたが…、夏道が崩落[がく~(落胆した顔)]、先日の台風18号で崩落したらしい。
仕方なくもとの林道へ引き返しましたが15分のタイムロスでした[もうやだ~(悲しい顔)]

林道を進み午前9時23分に穂高平小屋に到着、此処で小休憩、今日は槍平小屋泊まりなので時間には充分な余裕があります[わーい(嬉しい顔)]
03_穂高平小屋.jpg

穂高平小屋から先も「白出沢出合、H1,530m」までは林道歩きです。白出沢出合で土木工事が行われているので時折工事車輌が私を追い越して行きます。

午前9時54分、「柳谷、H1,425m」で眺望が開け、日本100名山の一つ「笠ヶ岳、H2,898m」が姿を現しました。
04_笠ヶ岳.jpg

更に林道を進むこと約30分、奥穂高岳への飛騨側登山口(白出沢コース)に到着、「白出沢出合、H1,530m」です。
05_白出沢出合.jpg

今回の私の登山予定では、先に槍ヶ岳に登り奥穂高へと縦走、白出沢を下山する予定だから、奥穂高岳登山道を右に分け、大きな石がゴロゴロした「白出沢」を渡渉します。
林道歩きはここまでで道はいよいよ本格的な登山道に変わります[ふらふら]
06_登山道.jpg

午前11時50分、「滝谷避難小屋、H1,743m」に到着、昼食のため30分の休憩
07_滝谷避難小屋.jpg

午後1時20分、標高1,950m付近で南南東の方向に「北穂高岳、H3,106m」「涸沢岳、H3,110m」が姿を現しました。
今回の「縦走登山ルート」の一部です[わーい(嬉しい顔)]
08_北穂高岳・涸沢岳の遠望.jpg

あと少しの頑張りで今夜の宿「槍平小屋、H1,985m」に到着です。
午後1時40分、槍平小屋に到着[わーい(嬉しい顔)]
09_槍平小屋.jpg

夕食は午後5時30分、十分に時間があるので冷た~いビールで喉を潤し、9月18日の行程を終了しました[ビール]

新穂高温泉から槍平小屋までのルートは距離8.8Km、標高差約1,000m、林道と登山道は良く整備されていて快適な森林浴歩きが楽しめます[るんるん]

************

2013年9月19日、今日も良く晴れた登山日和です[晴れ]

今日の行程は、槍平小屋から飛騨沢を飛騨乗越まで直登、飛騨乗越に荷物をデポ(デポジットの略語、荷物を放置する事)して身軽になって「槍ヶ岳」をピークハント、飛騨乗越に引き返して荷物を拾い、大喰岳、中岳、南岳を経由して南岳山荘までの縦走です[あせあせ(飛び散る汗)]

コース距離7.8Km、累積標高差+1,460m、-470m、かなりハードな行程です[ふらふら]

槍平小屋を出発して約1時間、標高2,250m地点で樹間越しに「乗鞍岳(最高峰は剣ヶ峰、H3,026m)」が望めました[わーい(嬉しい顔)]
こんなに綺麗に見えるのは台風一過の秋晴れが幸いしたからでしょうね。
10_乗鞍岳.jpg

午前7時45分、標高2,400m地点に到達、槍平小屋から先の登山道には標高100m毎に標高表示が有るので登山の目安として大いに助かります。
登って来た方向を振り向くと「笠ヶ岳、抜戸岳、大マノ岳、弓折岳」連山の雄姿が朝日に輝いていました[わーい(嬉しい顔)]
この登山ルートは各所で「笠ヶ岳」の雄姿を堪能できます[手(チョキ)]
11_笠ヶ岳.jpg

標高2,430m付近に真っ赤な「実」を付けたナナカマドの群生地がありました。
今年の秋は残暑が厳しく、葉っぱの紅葉は未だでしたが…[あせあせ(飛び散る汗)]
12_ナナカマドの実.jpg

午前8時、標高2,500m地点に到達、西鎌尾根「千丈乗越」と飛騨沢「飛騨乗越」との分岐まで後標高差50m、もう直ぐ分岐です。
13_標高2500m地点.jpg

午前9時35分、標高2,900m地点に到達、笠ヶ岳の遥か後方に加賀の「白山、H2,702m」の姿が見えます。雲は全く無く、晴れ渡っています[晴れ]
14_白山.jpg

午前10時、標高3,020mの「飛騨乗越」に到着しました[わーい(嬉しい顔)]
厳しかった飛騨沢の登りも終わりました。
15_飛騨乗越.jpg

「飛騨乗越」から「槍ヶ岳」山頂を往復するので重たいリュックをデポ、途中には「槍山荘」もあるのでカメラだけを持って槍ヶ岳に向かいました[わーい(嬉しい顔)]

槍山荘前から見た「槍ヶ岳、H3,180m」、左の小さな突起部は「小槍」
16_槍ヶ岳.jpg

槍ヶ岳山頂から世界文化遺産に登録された「富士山、H3,776m」が見えました[わーい(嬉しい顔)]
右手前の山影は「鳳凰三山」です。
17_富士山.jpg

槍ヶ岳山頂で記念撮影(パシャ)
18_記念撮影.jpg

槍ヶ岳山頂から見下ろした「槍山荘」、結構高度感があります[あせあせ(飛び散る汗)]
19_槍山荘.jpg

槍ヶ岳山頂からの眺め、360度の大展望ですが…、立山、黒部源流、後立山方面の眺めを紹介します[カメラ]
後立山連峰、白馬岳(正面少し右奥のトンガリ)方面
20_後立山連峰.jpg
立山連峰(右奥)、手前は裏銀座の野口五郎岳?
21_立山連峰.jpg
薬師岳(正面奥)、右手前は鷲羽岳
22_薬師岳.jpg
黒部五郎岳(左奥)、双六岳(左手前)三俣蓮華岳(右手前)右奥は雲の平方面
23_黒部五郎岳.jpg

午前11時、槍の穂先から下山、飛騨乗越に戻りデポしたリュックを拾っていよいよ南岳への縦走です。

午後12時40分、飛騨乗越から標高差80m程登ると「大喰岳(オオバミダケ)、H3,101m」だが山頂標識に気が付かなくて通り過ぎ、少し進んでから気が付いたが引き返すのは面倒と望遠でパシャ[カメラ]
24_大喰岳山頂.jpg
(おじさんゴメン!)

槍ヶ岳からはこんな道を進んできました。槍ヶ岳の少し右側、平な部分が「大喰岳」、見過ごしちゃいますよね[もうやだ~(悲しい顔)]
25_こんな道を進んできました.jpg

そして、痩せた岩尾根のこんな道を進んで行きます[あせあせ(飛び散る汗)]
26_こんな道を進んで行きます.jpg

午後1時35分、「中岳、H3,084m」山頂に到着
28_中岳山頂.jpg

中岳山頂から見た「大喰岳、槍ヶ岳」
27_中岳山頂から、大喰岳・槍ヶ岳.jpg

中岳から表銀座(燕~大天井~赤岩~西岳)の山々、正面右のピラミダルな山は「大天井岳、H2,922m」
29_大天井岳(オテンショウダケ).jpg

南岳の少し中岳寄りに天狗原への下山道分岐があります。標高は凡そ2,960m、午後2時45分に通過。
30_天狗原下山道分岐.jpg

午後3時7分、「南岳、H3,033m」に到着。背景の山並みは常念山脈、左端は大天井岳
31_南岳山頂.jpg

南岳山頂から中岳、大喰岳、槍ヶ岳、幅の狭い岩稜の尾根道を辿って南岳に到着です!
01_中岳・大喰岳・槍ヶ岳@南岳山頂.jpg

午後3時15分、今夜の宿「南岳山荘、H3,000m」が見える所まで来ました(ホッ)
正面の巌峰は北穂高岳とそれに続く涸沢岳、今回の縦走コースの核心部となる「大切戸」で南岳と隔てられています。
明日はいよいよ核心部に挑戦です[手(グー)]
32_北穂高岳&南岳山荘.jpg
(小屋の少し前方、丸く盛り上がった岩山は「シシの鼻」と呼ばれ、キレット部分を展望する絶景ポイントだそうです。縦走しない人は此処からキレットの凄さを体感します。)

南岳山荘を見下ろす地点から眺めた「北穂高岳」の岩壁、左側の狭い岩の稜線を攀じ登って北穂高山荘前に到着します[もうやだ~(悲しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]
33_北穂高岳の岩壁&前穂高岳.jpg
(一番高い岩峰の左端には北穂高山荘が見えます。左奥の嶺は前穂高岳です。)

午後3時25分、南岳山荘に到着[わーい(嬉しい顔)]
34_南岳山荘.jpg

午後5時過ぎ、「今日の夕日は見ないと損ですよ~」と場内放送、登山靴に履き替える時間も無いまま、山荘のツッカケで「シシの鼻」方面へ[ダッシュ(走り出すさま)]
ツッカケだから「シシの鼻」迄は行けませんでしたが…[あせあせ(飛び散る汗)]

雲間に沈む太陽(夕日って言うのかな)、西の空は真っ赤に燃えていました。
35_夕日.jpg

夕日に紅く映える「槍・大喰・中岳」&「南岳の山腹」
36_夕日に紅く映える、槍ヶ岳、大喰岳、中岳&南岳の山腹.jpg

同じく、夕日に映える「シシの鼻、北穂高・涸沢岳」、大切戸(キレット)には滝雲(?)が…
37_夕日に映える北穂高岳.jpg
(手前右の岩山は「シシの鼻」です。キレットには滝雲、夕日に赤く染まる北穂高の岩肌、今回、最も撮影したかった景色でした。メッチャラッキー[揺れるハート]

午後5時50分、夕暮れの名残を残し紅く染まった東の空に「中秋の名月」が…
左の山影は「大天井岳」です。
38_中秋の名月.jpg

************

2013年9月20日、今日も良く晴れています[晴れ]

午前5時20分、東の空が赤く染まってきました。ご来光まじかです。
ご来光直前の「富士山、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳方面の山々」(ご来光はこの方面からではありませんが…)
39_富士山.jpg

午前5時26分、八ヶ岳連峰の少し右側から「御来光」です[晴れ]
久しぶりに素晴らしい「御来光」を拝むことができました[わーい(嬉しい顔)]
40_御来光.jpg
(手前の山影は常念山脈、左のピラミダルな山が大天井岳、右のピラミダルな山が常念岳です。)

西の空には有明の名月、地上3,000mだから見ることができるのでしょうか???
笠ヶ岳の上空に満月が残っていました[わーい(嬉しい顔)]
41_笠ヶ岳&有明の名月.jpg

今日は今回のコースで最も難しい大切戸(キレット)を通り、北穂高岳、涸沢岳経由穂高岳山荘までの縦走です[手(グー)]

標高2,960m、大切戸への下降点から望んだ「大切戸」
42_大切戸.jpg

痩せて両側が切り立った岩尾根を約250m下り、再び切り立つ岩尾根を350m程登り返すと「北穂高岳の山頂です。
標高2,800mから2,900mの区間と3,000mから3,100mの区間はほぼ垂直に近い岩壁を攀じ登ります[あせあせ(飛び散る汗)]

キレットの中程には「長谷川ピーク」と呼ばれている小ピークが有ります。

鎖場や梯子を使いコースマークの「丸印、矢印」に従って南岳の岩壁を250m下降、午前7時20分にキレットの最低鞍部に到着しました[ふらふら]
43_キレット最低鞍部.jpg

写真は最低鞍部から長谷川ピーク、北穂高岳方面の眺めです。
切り立った狭い稜線が延々と続き、長谷川ピークを過ぎると、北穂高岳の岩壁が立ち塞がっています。

振り返ると、今、下降してきた南岳の岩壁が聳え立っていました。」
44_南岳の岩壁.jpg

狭いく両側が切り立った岩尾根を慎重に登り下り、トラバースしながら、午前8時7分にやっと「長谷川ピーク、H2,841m」に到着しました。
人一人が立つのにやっとの狭いピークです。
45_長谷川ピーク.jpg

長谷川ピークから南岳方面&キレットの眺め(狭く切り立った岩の稜線が続いています。)
46_長谷川ピークから眺めた南岳とキレット.jpg

長谷川ピークを北穂高側に下り、午前8時38分、「A沢のコル。H2,820m」に到着しました。
ここからはいよいよ北穂高岳の山頂に向け、標高差286mの岩場登りが始まります。
A沢のコルからは「笠ヶ岳」が額縁の写真のように見えていました。
47_A沢のコル.jpg

さあ~登るぞ~[手(グー)]
もう写真なんか撮影しておられません!登り切るまでの最後の写真です[カメラ]
こんな岩場を丸印や矢印を頼りに登っていきます。高度感は充分です[ダッシュ(走り出すさま)]
48_岩壁登り.jpg

凡そ2時間、岩壁との格闘の末、午前10時45分に北穂高山荘に到着です。
山頂は小屋から数分の距離です。
チューハイで乾杯、今回の縦走で最難関のキレットを踏破しました[わーい(嬉しい顔)]
油断は禁物、でも穂高岳山荘までの登山道は比較的難易度の低い登山道です[手(チョキ)]
49_北穂高山荘.jpg

北穂高岳の山頂、槍ヶ岳から南岳までの山々、左奥には雲ノ平を取り巻く山々、右奥には後立山連峰の山々も遠望できます。
50_北穂高岳山頂.jpg

北穂高岳から、涸沢カール上部の雪渓と前穂高北尾根の山々(北尾根コースは熟練者向け)
51_前穂高北尾根の山々.jpg

北穂高岳から涸沢岳へは一旦標高差150m程を下り、再び上り返す、縦走登山独特の登山道を辿ります。
途中、ドームと呼ばれる岩峰をトラバースします。前方には奥穂高岳の雄姿が…
52_ドーム.jpg

ドームをのトラバース道を進むと途中に「北穂分岐」と言う登山道の分岐点があります。
左に取ると「涸沢」への下山道です。
53_北穂分岐.jpg

少し上向きに直進するし岩壁を登り、再び下って先に進むと「涸沢岳」の山頂直下にでます。
54_涸沢岳直下.jpg

明確な山頂への道はなく、岩場を登ると「涸沢岳、H3,,103m」に出ます。
人が群がっている辺りが山頂です。

奥穂高岳方面に少し進むと眼下に今夜の宿「穂高岳山荘」が見えてきました。
奥穂高岳からロバの耳、ジャンダルムを経て西穂高岳方面の山々も…
55_穂高岳山荘&奥穂高岳.jpg

午後2時57分、穂高岳山荘に到着です。
穂高岳山荘~奥穂高岳~ロバの耳~ジャンダルム~天狗の頭~ピラミッドピーク~西穂高岳~西穂山荘の縦走登山は一昨年に経験しているので、今回の縦走登山は穂高岳山荘迄、明日は白出沢を経由して下山です。
56_穂高岳山荘.jpg

まだ下山の行程が残っていますが、一先ず目的を達成した喜び、[ビール]で乾杯しました[わーい(嬉しい顔)]

************

2013年9月21日、下山日

「穂高岳山荘」から「白出沢」経由の下山道は度重なる集中豪雨が原因でしょうか?物凄く荒れていました[もうやだ~(悲しい顔)]

山荘を出発する前にスタッフの方に道路状況を確認しましたが、「兎に角荒れています!充分注意して下山して下さい。」との事でした[あせあせ(飛び散る汗)]

穂高岳山荘の裏から白出沢登山道に入ったとたん「浮石」の連続、大小の岩がゴロゴロした登山道には丸印や矢印のコース案内があるものの、コース上には新たな石が重なり、浮石を避けて進むため中々行程が進みません[もうやだ~(悲しい顔)]

ユックリ下山と腹を括り、一歩一歩、標高差僅か430m下るのに1時間もかかる有様です。

でも、コースらし「踏み跡」は確認できるので時間がかかっても下山は大丈夫なようです。

標高2,550m付近で撮影した「白出沢」の様子
上方向の眺め
57_標高2550m付近の白出沢上流方向.jpg
(最上部が穂高岳山荘の位置です。ゴロゴロした岩だらけで浮石の多い沢道です。)

下方向の眺め
58_標高2550m付近から白出沢下流方面.jpg
(未だ雪渓が残っています。緑が見える部分まで真直ぐ下ります。上方向と同じようにゴロゴロした岩の上を歩いて下ります。)

更に1時間程、岩ゴロ道(?)を慎重に下山、午前8時20分に「荷継沢、H2,200m」に到着しました。
標高差約800mの急な岩ゴロ道の下山で足にはかなりの負担(ストレス)がかかっています。
ここで小休止!
59_荷継沢.jpg

三連休初日の土曜日とあってたくさんの登山者が登って来ます。

午前9時、標高2,050mの鉱石沢に到着、標識は登山道右上に倒れていました。
60_鉱石沢.jpg

白出大滝
61_白出大滝.jpg

午前9時32分、標高1,910mの渡渉点に到着、橋を渡って小休止をしました。
此処からは「白出沢出合」まで比較的歩き易い登山道が続き、その後、新穂高温泉までは林道歩きとなります。
62_白出沢渡渉点.jpg

下山途中、標高1,870m付近で夏の終わりに咲く高山植物を見付けました。
大文字草
63_大文字草.jpg
ウメバチソウ
64_ウメバチソウ.jpg
センジュガンビ
65_センジュガンビ.jpg
ゴゼンタチバナ(花は終わり赤い実を付けています。)
66_ゴゼンタチバナの実.jpg

午前10時53分、「白出沢出合」に到着、ここからは広い林道歩きです。
今日は土曜日、工事は休みのようで工事用車輌の通行がなく歩き易かったです。
67_白出沢出合.jpg

午後12時56分、愛車が待つ「新穂高温泉、有料駐車場」に無事到着、駐車料7,000円は高かったな~[もうやだ~(悲しい顔)]
68_愛車(キャンピング仕様).jpg

************

総括:

槍ヶ岳から奥穂高岳への縦走コースは上級者向けのコースと言われています。今回歩いて感じた事は、コースが良く整備され、岩場登山の基本(三点確保)と体力があれば比較的安全な縦走コースだと思いました。

私の場合、年令が72歳と高齢だから、コースタイムを充分に確保し、無理の無い行程だったから特に困難を感じることもありませんでした。

これからも無理をしないで、できるだけ長く山登りを楽しみたいと思っています[わーい(嬉しい顔)]

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