燕岳~常念岳へ、北アルプス表銀座、パノラマコースの縦走(日本200名山、日本百名山の山旅) [日本100名山]
大天井岳山頂から「槍、穂高連峰」のパノラマ
2013年7月28日夕刻、「燕岳」への登山口、中房温泉行き定期バスが始発する「あずみのビレッジ」に到着、翌29日のバスで中房温泉へ向かう予定だったが、29日は朝から生憎の雨
結局、「あずみのビレッジ」の駐車場で二日間の車中泊りで天気の回復を待ちました。
7月30日、今朝も早朝から雨模様の天気でしたが、午後には雨も上がると言う天気予報を信じて、第2便(7:40発)の定期バスで中房温泉へ向かいました
午前9時に中房温泉に到着、朝からの雨もようやく小康状態に、登山届けを提出して「合戦尾根」に取り付きました。
中房温泉から燕山荘に到る「合戦尾根」は北アルプスの三大急登と言われる厳しい登り道です
「合戦尾根」は樹林帯の眺望がきかない急坂の登りですが、息が上がって苦しくなった頃に休憩ベンチが準備されています。
第一ベンチ
第二ベンチ
第三ベンチ
富士見ベンチ
合戦小屋(標高2,380m)休憩小屋、売店、食堂
合戦小屋ではスイカを販売していました。
1/8個800円は少し高いな~って思いましたがメッチャ美味しかったです
合戦小屋の広場から「大天井岳」を望むことが出来ました。
合戦小屋から少し急な斜面を標高差100m程上ると「合戦沢ノ頭、標高2,488m」のピークにでます。ここから「燕岳」の山頂が見えました。
合戦沢ノ頭からは登山道もなだらかな傾斜になります。
標高2,550mの地点で雲間から穂先を覗かせている槍ヶ岳が見えました。
そして標高2,620mの地点で初めて燕山荘の姿が見えました。
15時、燕山荘に到着
宿泊の手続きを済ませ、荷物をデポして身軽な姿で「燕岳」のピークハントです。
燕山荘から望む「燕岳」
15時51分、燕岳の山頂に到着
山頂から後立山連峰方面の眺め
燕岳は花崗岩からできていて、各所に花崗岩で出来た大きな岩のオブジェが点在しています。
夏山シーズンとあって登山者の数も多く、山頂から燕山荘への道には下山者の行列ができていました。
7月31日午前4時起床、外はまだ暗いが空には星が輝き今日の好天を予感させます
今日は今回の登山の核心部、燕山荘から大天井岳を経て常念小屋への縦走です。
縦走コースのGPSトラックログ
行程約12Km、アップダウンの多い縦走路です。
午前4時20分、ヘッデンを点灯して縦走開始。
午前4時40分、東の空に浮かぶ雲が赤く染まり始めました。
午前4時46分、空が白み、山の景色もハッキリしてきました。
恐らくご来光の時間だと思いますが、尾根の西側を歩く縦走路からご来光を見ることはできません。
しかし、雄大な槍ヶ岳の姿、槍ヶ岳から西へと伸びる西鎌尾根、その遥か先には笠ヶ岳の姿もハッキリと確認できるようになりました。
北北西には立山連峰、剣岳もハッキリと確認できます。
午前5時、すっかり明るくなりました。蛙岩に到着です。(蛙に見えるのかな~)
大天井岳、槍ヶ岳が朝日を浴びて赤く染まっています。
標高2,678mの小ピークでは登山道が尾根の東側に替わり、雲海に浮かぶ富士山、鳳凰3山、甲斐駒ケ岳などが望めました。
午前5時26分、「大下りの頭」に到着、ここから標高差約100mを下り、そして上り返します。
大下りの締め括りは「切通岩」と呼ばれている岩場で今回のコースで唯一のクサリ場です。
下りきった少し先で縦走路は二つに分岐します。
一つは槍ヶ岳に通じる東鎌尾根へ、もう一方は常念岳から蝶ヶ岳に通じています。
私は常念岳方面へと進みます。
大下りで下った分を登り返して振り返ると
大天井岳へは更に標高差約200mの登りが待っていますが登山道は比較的なだらかです。でも、ガレた岩場道で思った以上にてこずりました。
午前7時37分、大天荘に到着。荷物をデポして大天井岳へ、約10分の行程です。
午前7時48分、大天井岳のピークに到着
槍を背景に記念撮影
大天井岳から眺める「槍ヶ岳、穂高連峰」の雄姿は圧倒的でした。
今年は残雪も多く、涸沢カール(左端の残雪部)は雪に埋まっていました。
大天井岳を後に更に縦走路を進みます。
東天井岳の残雪、縦走路は横通岳、常念岳へと続きます。
進むにつれ、前穂と奥穂を結ぶ吊り天井で遮られていた景色が開け、御岳、乗鞍が姿を現しました。縦走登山は進むにつれ姿を変える山の眺めも醍醐味の一つです。
途中、綺麗な毛並みの日本ザルの姿を見つけました。
午前11時、終に常念山荘の姿が見える所まできました。
今日の縦走も後少しですが、ここから常念小屋まではガレた浮石の多い登山道、しかも長~い下りの連続で体力を大いに消耗しました。
午前11時42分、常念山荘に到着
ビールとうどんで昼食を済ませ約1時間の休憩です
夕食まで充分な時間があるので常念岳のピークハントに出かけましたが、山頂まで標高差80m程の地点(急な斜面が終わり緩やかな斜面を残すだけの地点)で急に風が強く吹き出し、穂高連峰側から真っ黒な雲が湧き出し始めました。
天候が急変する兆しです。山頂を諦め急遽下山することに
すぐ先が山頂なのに
その後天候が急変、夕刻から雨となり翌日は朝から雨&雷鳴、蝶ヶ岳への縦走を諦め8月1日早朝から一の沢を下山しました。
下界は晴れていましたが山は深い雲に覆われていました。
2013年7月28日夕刻、「燕岳」への登山口、中房温泉行き定期バスが始発する「あずみのビレッジ」に到着、翌29日のバスで中房温泉へ向かう予定だったが、29日は朝から生憎の雨
結局、「あずみのビレッジ」の駐車場で二日間の車中泊りで天気の回復を待ちました。
7月30日、今朝も早朝から雨模様の天気でしたが、午後には雨も上がると言う天気予報を信じて、第2便(7:40発)の定期バスで中房温泉へ向かいました
午前9時に中房温泉に到着、朝からの雨もようやく小康状態に、登山届けを提出して「合戦尾根」に取り付きました。
中房温泉から燕山荘に到る「合戦尾根」は北アルプスの三大急登と言われる厳しい登り道です
「合戦尾根」は樹林帯の眺望がきかない急坂の登りですが、息が上がって苦しくなった頃に休憩ベンチが準備されています。
第一ベンチ
第二ベンチ
第三ベンチ
富士見ベンチ
合戦小屋(標高2,380m)休憩小屋、売店、食堂
合戦小屋ではスイカを販売していました。
1/8個800円は少し高いな~って思いましたがメッチャ美味しかったです
合戦小屋の広場から「大天井岳」を望むことが出来ました。
合戦小屋から少し急な斜面を標高差100m程上ると「合戦沢ノ頭、標高2,488m」のピークにでます。ここから「燕岳」の山頂が見えました。
合戦沢ノ頭からは登山道もなだらかな傾斜になります。
標高2,550mの地点で雲間から穂先を覗かせている槍ヶ岳が見えました。
そして標高2,620mの地点で初めて燕山荘の姿が見えました。
15時、燕山荘に到着
宿泊の手続きを済ませ、荷物をデポして身軽な姿で「燕岳」のピークハントです。
燕山荘から望む「燕岳」
15時51分、燕岳の山頂に到着
山頂から後立山連峰方面の眺め
燕岳は花崗岩からできていて、各所に花崗岩で出来た大きな岩のオブジェが点在しています。
夏山シーズンとあって登山者の数も多く、山頂から燕山荘への道には下山者の行列ができていました。
7月31日午前4時起床、外はまだ暗いが空には星が輝き今日の好天を予感させます
今日は今回の登山の核心部、燕山荘から大天井岳を経て常念小屋への縦走です。
縦走コースのGPSトラックログ
行程約12Km、アップダウンの多い縦走路です。
午前4時20分、ヘッデンを点灯して縦走開始。
午前4時40分、東の空に浮かぶ雲が赤く染まり始めました。
午前4時46分、空が白み、山の景色もハッキリしてきました。
恐らくご来光の時間だと思いますが、尾根の西側を歩く縦走路からご来光を見ることはできません。
しかし、雄大な槍ヶ岳の姿、槍ヶ岳から西へと伸びる西鎌尾根、その遥か先には笠ヶ岳の姿もハッキリと確認できるようになりました。
北北西には立山連峰、剣岳もハッキリと確認できます。
午前5時、すっかり明るくなりました。蛙岩に到着です。(蛙に見えるのかな~)
大天井岳、槍ヶ岳が朝日を浴びて赤く染まっています。
標高2,678mの小ピークでは登山道が尾根の東側に替わり、雲海に浮かぶ富士山、鳳凰3山、甲斐駒ケ岳などが望めました。
午前5時26分、「大下りの頭」に到着、ここから標高差約100mを下り、そして上り返します。
大下りの締め括りは「切通岩」と呼ばれている岩場で今回のコースで唯一のクサリ場です。
下りきった少し先で縦走路は二つに分岐します。
一つは槍ヶ岳に通じる東鎌尾根へ、もう一方は常念岳から蝶ヶ岳に通じています。
私は常念岳方面へと進みます。
大下りで下った分を登り返して振り返ると
大天井岳へは更に標高差約200mの登りが待っていますが登山道は比較的なだらかです。でも、ガレた岩場道で思った以上にてこずりました。
午前7時37分、大天荘に到着。荷物をデポして大天井岳へ、約10分の行程です。
午前7時48分、大天井岳のピークに到着
槍を背景に記念撮影
大天井岳から眺める「槍ヶ岳、穂高連峰」の雄姿は圧倒的でした。
今年は残雪も多く、涸沢カール(左端の残雪部)は雪に埋まっていました。
大天井岳を後に更に縦走路を進みます。
東天井岳の残雪、縦走路は横通岳、常念岳へと続きます。
進むにつれ、前穂と奥穂を結ぶ吊り天井で遮られていた景色が開け、御岳、乗鞍が姿を現しました。縦走登山は進むにつれ姿を変える山の眺めも醍醐味の一つです。
途中、綺麗な毛並みの日本ザルの姿を見つけました。
午前11時、終に常念山荘の姿が見える所まできました。
今日の縦走も後少しですが、ここから常念小屋まではガレた浮石の多い登山道、しかも長~い下りの連続で体力を大いに消耗しました。
午前11時42分、常念山荘に到着
ビールとうどんで昼食を済ませ約1時間の休憩です
夕食まで充分な時間があるので常念岳のピークハントに出かけましたが、山頂まで標高差80m程の地点(急な斜面が終わり緩やかな斜面を残すだけの地点)で急に風が強く吹き出し、穂高連峰側から真っ黒な雲が湧き出し始めました。
天候が急変する兆しです。山頂を諦め急遽下山することに
すぐ先が山頂なのに
その後天候が急変、夕刻から雨となり翌日は朝から雨&雷鳴、蝶ヶ岳への縦走を諦め8月1日早朝から一の沢を下山しました。
下界は晴れていましたが山は深い雲に覆われていました。
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