燧ヶ岳(日本100名山)、私の日本百名山「満願登山は燧ヶ岳」、尾瀬ヶ原の名峰(2012年9月26日) [日本100名山]
私の日本百名山「満願登山」は尾瀬の「燧ヶ岳」です。
(大江湿原から眺めた燧ヶ岳「俎(マナイタ)グラ、2,346m」)
燧ヶ岳の最高峰「柴安グラ、2,356m」(@俎(マナイタ)グラ)
日本百名山の「満願登山、燧ヶ岳」は絶対に快晴の日に登りたい
そんな想いで毎日「週間天気予報」と睨めっこをしていましたが…、
9月25日、26日、27日は「燧ヶ岳」(福島県檜枝岐)の天候は良さそう、
特に26日はA級の予想、気象庁を信用して満願登山日を26日に決め24日午後大阪を出発しました
25日の夜は檜枝岐村の「燧の湯」でドライブの疲れを癒し、近くの「小尾瀬公園」駐車場で車中泊、満天の星空が明日のを予兆していました
26日午前5時25分、シャトルバスの乗り場「御池(ミイケ)」へ
御池6時発(5時30分から30分間隔で運行)のシャトルバスで沼山峠登山口に向かいました
平日の早朝とあってバスは私と家内の二人だけ、貸切です
約20分の乗車で沼山峠登山口に到着、6時30分から登山を始めました。
燧ヶ岳登山GPSトラック軌跡
燧ヶ岳登山GPSトラックログ
燧ヶ岳登山GPS記録
沼山峠登山口の登山道は「木道」で歩き易く、「木道」の両脇の草は朝露に濡れて水玉が光っていました
今回の登山は清々しい遊歩道歩きから始まりました
緩やかな木道を登り終えると、登山道は「大江湿原」へと「木道」の緩やかな下りになります。
木道脇の「シラタマノキ」
ゴゼンタチバナの真っ赤な実、夜露に濡れた葉っぱ
やがて「木道」は「大江湿原」へと伸び、湿原は「草紅葉」が始まっていました。
大江湿原から「燧ヶ岳」
(左:赤ナグレ岳、中:ミノブチ岳、右:マナイタグラだと思います)
大江湿原から「尾瀬沼」
「草紅葉」には少し季節が早過ぎたかも知れませんが、湿原の夜露に濡れた草が朝日に輝いて…、日頃の生活とは異次元の世界を堪能しました
湿原の所々に「オヤマリンドウ」が…、
ヤマトリカブトも…、
そ〜言えば、唐松岳〜五竜岳を縦走した折、長野県小谷から来られていたご夫婦が「紫色の花が咲いたら山は秋ですよ」って言っておられましたが納得できます。
登山口からビジターセンターまで3.5Km、気持ちの良いウォーミングアップの後、ビジターセンターから少し大江湿原を戻り大江湿原を横切って木道を進むと燧ヶ岳登山道「長英新道」との分岐に出ます。
長英新道
「長英新道」はオオシラビソの大木が茂り、所々泥濘、眺望が全くない樹林帯の登山道を進みます。
傾斜は緩やかで疲れは感じませんが楽しみのない登山道を黙々と歩き、標高2,100m付近でやっと眺望が開けます。
少し開けた広場には大木が横たわり、格好の休憩場所になっていました。
標高2,100m付近から「尾瀬沼」
ミノブチ岳(左)の山頂はもう直ぐ、マナイタグラ(右)の山頂も望めます。
100m少しの登りで「ミノブチ岳」の山頂に到着、時刻は10時30分でした。
ミノブチ岳山頂から「尾瀬沼」
ミノブチ岳山頂から「尾瀬ヶ原」
(写真奥の山影は至仏山)
ミノブチ岳から「マナイタグラ」山頂まで標高差は150m程、少し急なザレ道と岩ゴロ道を登りつめると山頂です。
「マナイタグラ」の標高は2,346m、燧ヶ岳の最高峰は「柴安グラ、2,356m」ですが、此処で一先ず「満願登山の記念写真」をパシャ
たくさんの「一期一会」の山の仲間が「満願登山」を祝ってくれました(拍手)
今日始めて此処で出会った人たちですが…、有難うございま〜す(謝謝)
暫く休憩をとり、最高峰の「柴安グラ」へと向かいました。
「マナイタグラから柴安グラ」
午前11時、「柴安グラ、2,356m」に到達、「燧ヶ岳、標高二三五六米」の標識が建っていました。
満願登山の記念撮影
素晴らしい山頂からの眺め
目の前に「平ヶ岳、2012年7月9日登山)
尾瀬ヶ原と至仏山
昼食休憩の後、「マナイタグラ」へと戻り、熊沢田代、広沢田代を経由して御池へ下山です。
この下山道の厳しさは半端じゃなかったです。
石や岩がゴロゴロした急な斜面の下りが延々と続きます
「マナイタグラ」の山頂で出会ったご夫婦(御池から直接登ったそうです)が「大変な登りでした」って言っておられましたが、その時は「そ〜でしたか」って軽く受け流していましたが、この急坂を知っていたら「大変だったでしょう、ご苦労様!」って言っただろうと思います
救いになるのは、「熊沢田代」と「広沢田代」の二つの湿原が適当な間隔であることでした。
足がガクガクになった頃、木道と湿原が現れ、格好の休憩場所を提供してくれました。
熊沢田代へと続く木道
熊沢田代の休憩場所
右側の「池塘」はハート形をしていました
そして熊沢田代のなだらかな木道を登りつめると、いきなり急な下りが始まり、次の広沢田代が眼下に見えてきます。
ここでも足がガクガクになる頃に「広沢田代」に到着です。
広沢田代で小休止、三番目の急坂(水が湧き出して非常に歩き辛い道でした。)を、未だか、未だかって思いながら下り続け、少し平坦になるともう終わりだろうな〜って裏切り続けられながら、やがて最後の木道が燧裏林道と出会えば直ぐに「御池駐車場」でした。
下山は午後4時8分でした。
これから「燧ヶ岳」を目指される方へ:沼山峠行きのシャトルバスが運行されている期間は沼山峠から登られることをお勧めします。
御池から広沢田代、熊沢田代経由で燧ヶ岳に登るのはかなり体力が必要です
何はともあれ、素晴らしい天候に恵まれ「満願登山」を終えることができました。
必死で登り続けた「日本百名山」、終わった嬉しさ、満足感とは裏腹になんだか寂しい気持ちになりました。
(大江湿原から眺めた燧ヶ岳「俎(マナイタ)グラ、2,346m」)
燧ヶ岳の最高峰「柴安グラ、2,356m」(@俎(マナイタ)グラ)
日本百名山の「満願登山、燧ヶ岳」は絶対に快晴の日に登りたい
そんな想いで毎日「週間天気予報」と睨めっこをしていましたが…、
9月25日、26日、27日は「燧ヶ岳」(福島県檜枝岐)の天候は良さそう、
特に26日はA級の予想、気象庁を信用して満願登山日を26日に決め24日午後大阪を出発しました
25日の夜は檜枝岐村の「燧の湯」でドライブの疲れを癒し、近くの「小尾瀬公園」駐車場で車中泊、満天の星空が明日のを予兆していました
26日午前5時25分、シャトルバスの乗り場「御池(ミイケ)」へ
御池6時発(5時30分から30分間隔で運行)のシャトルバスで沼山峠登山口に向かいました
平日の早朝とあってバスは私と家内の二人だけ、貸切です
約20分の乗車で沼山峠登山口に到着、6時30分から登山を始めました。
燧ヶ岳登山GPSトラック軌跡
燧ヶ岳登山GPSトラックログ
燧ヶ岳登山GPS記録
沼山峠登山口の登山道は「木道」で歩き易く、「木道」の両脇の草は朝露に濡れて水玉が光っていました
今回の登山は清々しい遊歩道歩きから始まりました
緩やかな木道を登り終えると、登山道は「大江湿原」へと「木道」の緩やかな下りになります。
木道脇の「シラタマノキ」
ゴゼンタチバナの真っ赤な実、夜露に濡れた葉っぱ
やがて「木道」は「大江湿原」へと伸び、湿原は「草紅葉」が始まっていました。
大江湿原から「燧ヶ岳」
(左:赤ナグレ岳、中:ミノブチ岳、右:マナイタグラだと思います)
大江湿原から「尾瀬沼」
「草紅葉」には少し季節が早過ぎたかも知れませんが、湿原の夜露に濡れた草が朝日に輝いて…、日頃の生活とは異次元の世界を堪能しました
湿原の所々に「オヤマリンドウ」が…、
ヤマトリカブトも…、
そ〜言えば、唐松岳〜五竜岳を縦走した折、長野県小谷から来られていたご夫婦が「紫色の花が咲いたら山は秋ですよ」って言っておられましたが納得できます。
登山口からビジターセンターまで3.5Km、気持ちの良いウォーミングアップの後、ビジターセンターから少し大江湿原を戻り大江湿原を横切って木道を進むと燧ヶ岳登山道「長英新道」との分岐に出ます。
長英新道
「長英新道」はオオシラビソの大木が茂り、所々泥濘、眺望が全くない樹林帯の登山道を進みます。
傾斜は緩やかで疲れは感じませんが楽しみのない登山道を黙々と歩き、標高2,100m付近でやっと眺望が開けます。
少し開けた広場には大木が横たわり、格好の休憩場所になっていました。
標高2,100m付近から「尾瀬沼」
ミノブチ岳(左)の山頂はもう直ぐ、マナイタグラ(右)の山頂も望めます。
100m少しの登りで「ミノブチ岳」の山頂に到着、時刻は10時30分でした。
ミノブチ岳山頂から「尾瀬沼」
ミノブチ岳山頂から「尾瀬ヶ原」
(写真奥の山影は至仏山)
ミノブチ岳から「マナイタグラ」山頂まで標高差は150m程、少し急なザレ道と岩ゴロ道を登りつめると山頂です。
「マナイタグラ」の標高は2,346m、燧ヶ岳の最高峰は「柴安グラ、2,356m」ですが、此処で一先ず「満願登山の記念写真」をパシャ
たくさんの「一期一会」の山の仲間が「満願登山」を祝ってくれました(拍手)
今日始めて此処で出会った人たちですが…、有難うございま〜す(謝謝)
暫く休憩をとり、最高峰の「柴安グラ」へと向かいました。
「マナイタグラから柴安グラ」
午前11時、「柴安グラ、2,356m」に到達、「燧ヶ岳、標高二三五六米」の標識が建っていました。
満願登山の記念撮影
素晴らしい山頂からの眺め
目の前に「平ヶ岳、2012年7月9日登山)
尾瀬ヶ原と至仏山
昼食休憩の後、「マナイタグラ」へと戻り、熊沢田代、広沢田代を経由して御池へ下山です。
この下山道の厳しさは半端じゃなかったです。
石や岩がゴロゴロした急な斜面の下りが延々と続きます
「マナイタグラ」の山頂で出会ったご夫婦(御池から直接登ったそうです)が「大変な登りでした」って言っておられましたが、その時は「そ〜でしたか」って軽く受け流していましたが、この急坂を知っていたら「大変だったでしょう、ご苦労様!」って言っただろうと思います
救いになるのは、「熊沢田代」と「広沢田代」の二つの湿原が適当な間隔であることでした。
足がガクガクになった頃、木道と湿原が現れ、格好の休憩場所を提供してくれました。
熊沢田代へと続く木道
熊沢田代の休憩場所
右側の「池塘」はハート形をしていました
そして熊沢田代のなだらかな木道を登りつめると、いきなり急な下りが始まり、次の広沢田代が眼下に見えてきます。
ここでも足がガクガクになる頃に「広沢田代」に到着です。
広沢田代で小休止、三番目の急坂(水が湧き出して非常に歩き辛い道でした。)を、未だか、未だかって思いながら下り続け、少し平坦になるともう終わりだろうな〜って裏切り続けられながら、やがて最後の木道が燧裏林道と出会えば直ぐに「御池駐車場」でした。
下山は午後4時8分でした。
これから「燧ヶ岳」を目指される方へ:沼山峠行きのシャトルバスが運行されている期間は沼山峠から登られることをお勧めします。
御池から広沢田代、熊沢田代経由で燧ヶ岳に登るのはかなり体力が必要です
何はともあれ、素晴らしい天候に恵まれ「満願登山」を終えることができました。
必死で登り続けた「日本百名山」、終わった嬉しさ、満足感とは裏腹になんだか寂しい気持ちになりました。
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